SNS発フォトグラファー、クロカワリュートの#SugarMePopをカワイイ女の子たちが拡散した理由
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SNS発フォトグラファー、クロカワリュートの#SugarMePopをカワイイ女の子たちが拡散した理由

InstagramやTwitterのタイムラインで流れてくる、シンプルで色鮮やかなバック紙を背景にしたイマドキの女の子。そこに付けられた「#SugarMePop」を見たことがある人は少なくないだろう。

その写真を撮ったのは、クロカワリュートさん。個人の作品として発表した「#SugarMePop」というテイストがSNSで話題になり、趣味だった撮影が副業になり、そして2019年6月にフリーランスフォトグラファーとしてのキャリアをスタートした。

ーー独立おめでとうございます。クロカワさんは、プログラマーやディレクター、そしてプロデューサーとして会社勤めを経て、フォトグラファーとして今回、フリーランスになったと聞いたのですが、写真はいつから撮り始めたんですか?

写真を撮り始めたのは20歳からです。それまではジュエリー職人になる専門学校に通っていて、もともとは自分の作品を撮影するためでした。その頃は広角レンズでジュエリーを撮ろうとするくらい何も知識が無かったです。

専門学校を卒業してジュエリー職人として社会人になったのですが、あまり給与もよくなく、家庭の事情で一人暮らしになってしまったのでそれではとても食べていけない。

それでプログラマーに転職したのちに、Webディレクターになり、その後オウンドメディアのコンテンツディレクターになって、ディレクターとしてカメラマンとお仕事をさせてもらっている流れでいつしか自分でも撮り始めて。副業としてフォトグラファーの仕事が成立するようになったのはここ1、2年です。

ーー写真が副業になって1年だと、フリーランスになることに不安はありませんか?

以前、友人と会社をやっていたこともあって、性格的にはフリーランスが向いていると思っていました。

月に2、3回の撮影依頼を受けながら、ゆくゆくはフリーランスになろうと考えていたのですが、前々から退職を計画していたわけではなくて、タイミングと勢いといいますか。4月末に会社を辞めようと決断してSNSで発表したら、仕事が増えてきたので少し安心しました。今いただく仕事のご依頼はSNS経由が5割、知り合い経由が5割です。

ーークロカワさんはSNSで写真が話題になって、カメラの仕事が増えフォトグラファーになったと思うのですが、元々フリーランスになろうと思って戦略的にやっているんですか?

アカウントをつくったのは10年前で、プログラマー時代なんです。ずっと実名アカウントでやっているのですが、アカウントをつくった時は、仕事に繋げようとは考えていませんでした。仕事のための情報収集という側面が大きかったです。

そこから発信するテーマは変わってきていて、10年の中で、プログラマー時代、スニーカーマニア時代、そして現在のフォトグラファー時代があります。

僕自身が変わっていったというよりは、出す部分を変えているだけで、今は流石にプログラミングはしていないですが、スニーカーは好きです。ただ、アカウントのカラーがブレるので、スニーカーのことはそんなに発信しなくなりました。

今、フォトグラファーと言っても、僕の場合は、アートディレクターやデザイナーのフォロワーが多いので、カメラやレンズなどの機材の話はほとんどしません。その時の関心と、フォロワーの属性を見て発信しています。

ーーSNSをPRツールにして仕事にしていこうとする人もたくさんいる中で、クロカワさんは早々にご自身のテイストを確立された印象があります。クロカワさんの写真といえば「#SugarMePop」だと思うのですが、そういったアイコン的なテイストはどうやって確立されたのでしょう?

人物を撮るのが好きだったのですが、それをSNSで流し始めた時に、どうせなら流れているタイムラインの中で目に留まるものを撮ろうと思いました。

その方法として、絵として可愛い写真を撮ることに決めたんです。写っているモデルさんが可愛いだけじゃなくて、絵全体としても可愛くて、男性がいいねするより、女性の目に留まるようなものがいいと考えていました。

元々女性誌の鮮やかさも好きだったし、ジュエリーデザインを学んでいたのもあって、配色にとても興味がありました。さらに、ディレクターをしていたので、後からデザインを入れやすい余白のある写真に慣れていた。そこから、あのテイストになりました。

ーー「SugarMePop」という言葉もキャッチーですよね。

「SugarMePop」という言葉は、デザインなどが好きな姉との会話の中から生まれました。「お前の写真は、女の子の内面を写すのではなくて、糖衣をまぶしたような甘くパッケージ化した感じだ」と。

ーークロカワさんは、コラボレーションもよくしていますが、コラボレーションする相手はどんなふうに選んでいますか?

異ジャンルだけどクリエイティブとしての方向が近い人には自分から声をかけたり、かけられたり。仕事だと企画書を立てて作り込んでいくことが多いのですが、作品づくりの場合はコラボや関わる人との偶発性、化学反応のようなものも大事にしています。

ーーバック紙とスタイリングが決まっているんですね。

配色提案こそ、僕らしさかなと考えています。バック紙と衣装のトーンが合わないと、一枚の絵として完成しないですよね。

極端な話、現場に僕がいなくても、写真が出来上がる。この提案書通りに組めば、あとは誰がシャッターを押してもいいという状態にまで企画を落とし込んでいます。

ーーできれば撮影だけではなく、企画から関わりたいんですね。

はい。依頼されたものをただ撮るだけという案件も世の中には多いですが、僕自身は考えることそのものが好きでディレクターやプロデューサーの経験もあるので企画書を作るのにも慣れていますし、提案すること自体がすごく好きなんです。

クライアントの目的って、商品を見せたり、世界観を伝えて、そこから何らかのアクションをユーザーが起こすことですよね。SNSの現在の流行って大きな予算をかけて長いムービーを1本撮るより、InstagramのStories向けの動画を複数本作って定期的に発信した方が効果が大きいということもありますよね。そう行った提案から入っていけると、クライアントのビジネスに明確に貢献できるかなと思っています。

クロカワリュート フォトグラファー 広告、アパレル、アーティスト、取材など、人物撮影を中心に幅広く活躍中。InstagramやTwitterでは、パステルカラーと女の子が印象的な写真「#SugarMePop」や、それをGIFで動かす「動きだす写真」で知られる。

クロカワリュートさんの作品はこちら https://www.foriio.com/kurokawa-ryuto

Twitter https://twitter.com/ryuto_kurokawa

Instagram https://www.instagram.com/ryuto_kurokawa/

Text: Momoko Nakamura / Photograph: Aya Oshima

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SNS発フォトグラファー、クロカワリュートの#SugarMePopをカワイイ女の子たちが拡散した理由

InstagramやTwitterのタイムラインで流れてくる、シンプルで色鮮やかなバック紙を背景にしたイマドキの女の子。そこに付けられた「#SugarMePop」を見たことがある人は少なくないだろう。

その写真を撮ったのは、クロカワリュートさん。個人の作品として発表した「#SugarMePop」というテイストがSNSで話題になり、趣味だった撮影が副業になり、そして2019年6月にフリーランスフォトグラファーとしてのキャリアをスタートした。

ーー独立おめでとうございます。クロカワさんは、プログラマーやディレクター、そしてプロデューサーとして会社勤めを経て、フォトグラファーとして今回、フリーランスになったと聞いたのですが、写真はいつから撮り始めたんですか?

写真を撮り始めたのは20歳からです。それまではジュエリー職人になる専門学校に通っていて、もともとは自分の作品を撮影するためでした。その頃は広角レンズでジュエリーを撮ろうとするくらい何も知識が無かったです。

専門学校を卒業してジュエリー職人として社会人になったのですが、あまり給与もよくなく、家庭の事情で一人暮らしになってしまったのでそれではとても食べていけない。

それでプログラマーに転職したのちに、Webディレクターになり、その後オウンドメディアのコンテンツディレクターになって、ディレクターとしてカメラマンとお仕事をさせてもらっている流れでいつしか自分でも撮り始めて。副業としてフォトグラファーの仕事が成立するようになったのはここ1、2年です。

ーー写真が副業になって1年だと、フリーランスになることに不安はありませんか?

以前、友人と会社をやっていたこともあって、性格的にはフリーランスが向いていると思っていました。

月に2、3回の撮影依頼を受けながら、ゆくゆくはフリーランスになろうと考えていたのですが、前々から退職を計画していたわけではなくて、タイミングと勢いといいますか。4月末に会社を辞めようと決断してSNSで発表したら、仕事が増えてきたので少し安心しました。今いただく仕事のご依頼はSNS経由が5割、知り合い経由が5割です。

ーークロカワさんはSNSで写真が話題になって、カメラの仕事が増えフォトグラファーになったと思うのですが、元々フリーランスになろうと思って戦略的にやっているんですか?

アカウントをつくったのは10年前で、プログラマー時代なんです。ずっと実名アカウントでやっているのですが、アカウントをつくった時は、仕事に繋げようとは考えていませんでした。仕事のための情報収集という側面が大きかったです。

そこから発信するテーマは変わってきていて、10年の中で、プログラマー時代、スニーカーマニア時代、そして現在のフォトグラファー時代があります。

僕自身が変わっていったというよりは、出す部分を変えているだけで、今は流石にプログラミングはしていないですが、スニーカーは好きです。ただ、アカウントのカラーがブレるので、スニーカーのことはそんなに発信しなくなりました。

今、フォトグラファーと言っても、僕の場合は、アートディレクターやデザイナーのフォロワーが多いので、カメラやレンズなどの機材の話はほとんどしません。その時の関心と、フォロワーの属性を見て発信しています。

ーーSNSをPRツールにして仕事にしていこうとする人もたくさんいる中で、クロカワさんは早々にご自身のテイストを確立された印象があります。クロカワさんの写真といえば「#SugarMePop」だと思うのですが、そういったアイコン的なテイストはどうやって確立されたのでしょう?

人物を撮るのが好きだったのですが、それをSNSで流し始めた時に、どうせなら流れているタイムラインの中で目に留まるものを撮ろうと思いました。

その方法として、絵として可愛い写真を撮ることに決めたんです。写っているモデルさんが可愛いだけじゃなくて、絵全体としても可愛くて、男性がいいねするより、女性の目に留まるようなものがいいと考えていました。

元々女性誌の鮮やかさも好きだったし、ジュエリーデザインを学んでいたのもあって、配色にとても興味がありました。さらに、ディレクターをしていたので、後からデザインを入れやすい余白のある写真に慣れていた。そこから、あのテイストになりました。

ーー「SugarMePop」という言葉もキャッチーですよね。

「SugarMePop」という言葉は、デザインなどが好きな姉との会話の中から生まれました。「お前の写真は、女の子の内面を写すのではなくて、糖衣をまぶしたような甘くパッケージ化した感じだ」と。

ーークロカワさんは、コラボレーションもよくしていますが、コラボレーションする相手はどんなふうに選んでいますか?

異ジャンルだけどクリエイティブとしての方向が近い人には自分から声をかけたり、かけられたり。仕事だと企画書を立てて作り込んでいくことが多いのですが、作品づくりの場合はコラボや関わる人との偶発性、化学反応のようなものも大事にしています。

ーーバック紙とスタイリングが決まっているんですね。

配色提案こそ、僕らしさかなと考えています。バック紙と衣装のトーンが合わないと、一枚の絵として完成しないですよね。

極端な話、現場に僕がいなくても、写真が出来上がる。この提案書通りに組めば、あとは誰がシャッターを押してもいいという状態にまで企画を落とし込んでいます。

ーーできれば撮影だけではなく、企画から関わりたいんですね。

はい。依頼されたものをただ撮るだけという案件も世の中には多いですが、僕自身は考えることそのものが好きでディレクターやプロデューサーの経験もあるので企画書を作るのにも慣れていますし、提案すること自体がすごく好きなんです。

クライアントの目的って、商品を見せたり、世界観を伝えて、そこから何らかのアクションをユーザーが起こすことですよね。SNSの現在の流行って大きな予算をかけて長いムービーを1本撮るより、InstagramのStories向けの動画を複数本作って定期的に発信した方が効果が大きいということもありますよね。そう行った提案から入っていけると、クライアントのビジネスに明確に貢献できるかなと思っています。

クロカワリュート フォトグラファー 広告、アパレル、アーティスト、取材など、人物撮影を中心に幅広く活躍中。InstagramやTwitterでは、パステルカラーと女の子が印象的な写真「#SugarMePop」や、それをGIFで動かす「動きだす写真」で知られる。

クロカワリュートさんの作品はこちら https://www.foriio.com/kurokawa-ryuto

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Text: Momoko Nakamura / Photograph: Aya Oshima

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