理想が高すぎるお弁当が「当たり前」になっている現状を課題とし、架空のプロダクトMIEBENをプロデュースした。MIEBENは、本物そっくりの具材を弁当の空いたスペースに埋めることで、弁当の見栄えを豊かにし、忙しい人が「もう一品」を作れない苦しさを助ける実用性を備えている。その一方で、所詮は偽物の具材だ。弁当の見栄えは良くなっても、別に空腹を満たすわけではない。一瞬美しく見えるその弁当は、よく見ると所々偽物なのだ。MIEBENを見た人はハリボテの美しさという空虚に気づく。その点で、社会に根付く同調圧力や弁当への高すぎる理想を風刺している。