武蔵野美術大学美術館の展覧会『ふたしかなデザイン展』を活用した、新たな鑑賞プログラム「再構築」をデザイン・実施。
たくさんの作品が展示されている展覧会などでは、作品をいくつかにグループ分けして鑑賞しやすいような形がとられている。このプログラムでは、その提示されたグループ分けとは別に、また新たに自分たちで作品たちをグループに分けるということを行なった。
3人ずつのチームに分かれ、展示作品の印刷された「作品カード」を使い、作品たちを3つのグループに分けながら鑑賞する。
手持ちバインダーの上に作品カードを並べて、作品を見回りながらグループ分けするチーム。床に作品カードを大きく広げ、気になる作品があればその都度見に行くチーム。同じプログラムでも、チームごとの色が出る。
このプログラムの最大の目的は、作品をよく”みる”ということである。
「鑑賞のため」のプログラムであるので、作品の鑑賞の足がかりになるようなプログラムを目指した。作品を分類するには、作品をよくみて、共通点や類似点を探すことになる。このプログラムをやって、「終わったら自分が自然と作品をよくみていたことに気づいた」くらいの感覚を目指した。
さらにチームで鑑賞プログラムを実践することで、自分だけではない他人との鑑賞、そこから得られる自分にはない新たな発見を狙った。