魔女を排除するヴァルシュティア王国で、若き騎士レオナルドは“騎士殺し”と恐れられる「星屑の死神」を追う初任務につく。だが、死神の剣技には覚えがあり、違和感だけが胸に残る。真相を掴めぬまま向かった辺境では、潜伏する魔女をあぶり出すため、異端審問官が村人の虐殺を開始。抗ったレオナルドは混乱の中で魔女たちに囚われてしまう。彼女らと過ごすうち、教えられてきた“敵”の姿は揺らぎ、王国の影が次第に浮かび上がる。冤罪、追放、国家の秘密、そして再び現れる星屑の死神。点在していた出来事が重なり合ったとき、レオナルドを待ち構えていたのは、あまりにも残酷な現実だった。
正義が反転し、信じたものすべてが崩れ落ちる中、レオナルドはただ一人、選択を迫られる。
騎士としての誇りか、愛する者を守る覚悟か。
世界が敵に回っても、彼は新たな剣を掲げる――自らの歩むべき道を切り開くために。
※本文は冒頭部分のみです