担当:監督・脚本・撮影・編集
あらすじ:大学生活を孤独に過ごしてきた主人公・葉(よう)は、いつか社会からも孤立していくかもしれないと不安に思っていた。しかし、亡き親友・桜を思い出したことをきっかけに、夢の中で、伝えられなかった気持ちを伝え合う。桜を亡くしてからずっと孤独を感じていた葉は、誰かを想う気持ちの温かさに気付き、初めましての自分で生きていくことができる。
演出のポイント:二人の配置を左は過去で、右は未来という表現を使用し、場面に応じて変化させました。視聴者から見て過去と未来にしている部分と、登場人物から見て過去と未来にしている部分があります。また、シーンの切り替わりに力を入れ、特に夢の中のシーンでは、私たちが夢を見ているとき、気づいたら場面が変わっている!となる現象を表現してみました。さらに、二人の場面や心情に応じた表情にも注目してほしいです。
カメラについては、なるべく固定せず、心情が揺らめいている感覚や、リアルな視点を意識しました。
カラーグレーディングについては、現実は暗く、回想シーンは褪せさせ、夢の中のシーンは淡く、ラストシーンは明るくというようにシーンごとにこだわりました。
作品に込めた想い:私は、一人でいることや誰にも愛されていないと思うことで孤独を感じてしまう人たちに、誰かと一緒にいることや誰かに愛されていることが全てじゃないということ、誰かを何かを愛している時は孤独ではないということを伝えたいです。自分の愛する人や、ものが遠くにいたって、関係ない。愛するという行為は、自分自身の孤独を救うことができる。そう思っています。この作品が、愛について考えたり、孤独じゃないと思えたり、あなたにとって初めましての生き方ができるきっかけになればいいなと思っています。