担当:監督・脚本・編集
あらすじ:若年性パーキンソン病に罹患した主人公、岡本美穂。病気という現実を受け止めきれず、心も体も追いつかなくなっていき、大切な人間関係も生き甲斐だった仕事もうまくいかなくなってしまう。しかし、“てんびん“との出会いをきっかけに、病気と向き合うこと、第二の人生を生きる希望を持つことができる。
演出のポイント:同僚に仕事を奪われたかもしれないと不安を感じる場面で、真っ暗なパソコンに映った表情を写したり、横断歩道で仕事終わりの同僚と後輩に出会ってしまう場面で、とっさに方向転換をして、主人公視点のカメラにするなど、セリフのない場面での感情の表現方法をこだわりました。
ターゲットである若年性パーキンソン病の方にまっすぐ届くよう、特に届けたいセリフは、カメラ目線にしました。
カラーグレーディングについては、主人公の心情とリンクさせて、だんだん鮮やかになるようにしました。
作品に込めた想い:主人公の感情の動きは、誰にでも感情移入できる部分があると思います。若年性パーキンソン病に罹患した方にとって少しでも希望になること、また、パーキンソン病のことを知る人が増え、支えの輪が広がっていくことを願っています。