----------説明----------
この動画では、労働者派遣法を解説します。
----------目次----------
0:00 イントロ
0:03 自己紹介
0:16 労働者派遣法
0:37 雇用契約
1:02 請負契約
1:18 労働者派遣契約
2:03 労働者派遣法
2:26 派遣労働者の特定の禁止
2:45 雇用制限の禁止
3:13 試験ではこう出る!
3:40 過去問題(平成26年 秋 問74)
4:51 まとめ
5:05 エンディング
----------本文----------
■労働者派遣法
労働者派遣法とは、派遣労働者を守る法律です。この法律を解説する前に、まずは前提となる知識として、労働契約3つを解説します。それらは次の通りです。
・雇用契約
・請負契約
・労働者派遣契約
■雇用契約
雇用契約とは、会社と労働者との間で取り交わされる契約です。
雇用契約では、労働者は会社から直接、「雇用」と「指示」を受けます。
ここで、雇用とは、会社が労働者にお金を払って働いてもらうことです。
また、指示とは、会社が労働者に仕事のやり方を伝えることです。
■請負契約
請負契約とは、発注会社と請負会社との間で取り交わされる契約です。請負契約では、労働者が請負会社から「雇用」と「指示」を受けます。
■労働者派遣契約
労働者派遣契約とは、派遣先と派遣元の間で取り交わされる契約です。
労働者が派遣元から「雇用」を受け、派遣先から「指示」を受けます。
例として、システム開発での労働者派遣契約の流れを説明します。まず、派遣先が派遣元に対して、派遣してほしい人材の要件を伝えます。すると、派遣元は要件に合う労働者を選んで派遣先に派遣します。派遣先は、派遣労働者にシステム開発を指示します。派遣労働者は労働の対価として、派遣元から給料を受け取ります。
■労働者派遣法
派遣労働者は、働く期間が決められていたり、キャリアアップがしにくいなど、不安定な労働条件で働くことがあります。そのような派遣労働者を守るための法律が労働者派遣法です。この法律にはたくさんの決まりがありますが、ITパスポート試験では少なくとも次の2つの決まりを覚えておきましょう。
■派遣労働者の特定の禁止
1つ目は、派遣労働者の特定の禁止です(※ 第26条)。
派遣先は、派遣労働者を特定してはいけません。具体的には、派遣先が派遣元に対して、派遣労働者の性別や年齢を指定したり、事前に面接を要求することを禁止しています。
■雇用制限の禁止
2つ目は、雇用期間終了後の雇用制限の禁止です(※ 第33条)。
派遣元は、派遣労働者との雇用期間が終わった後に、その派遣労働者の就職先を制限してはいけません。そのため、派遣労働者は派遣元との雇用期間が終われば、これまで派遣先だった会社と雇用契約を結ぶことができます。
以上が派遣労働者を守る主な2つの決まりです。
■試験ではこう出る!
労働者派遣法の問題が出たら、この法律が誰を守る法律なのかを思い出しましょう。労働者派遣法は、派遣元や派遣先を守るのではなく、派遣労働者を守る法律です。これさえ覚えておけば、試験当日に法律の細かいルールを忘れてしまっても、派遣労働者を守っている選択肢を選ぶことで、正解できます。
■過去問題
令和3年度 問12
労働者派遣に関する記述a~cのうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a.派遣契約の種類によらず派遣労働者の選任は派遣先が行う。
派遣先は派遣労働者を特定できないので、この記述は誤りです。
b.派遣労働者であった者を、派遣元との雇用期間が終了後、派遣先が雇用してもよい。
派遣元は雇用期間終了後に、派遣労働者の雇用を制限してはいけないので、この記述は正しいです。
c.派遣労働者の給与を派遣先が支払う。
派遣労働者は派遣元から雇用を受けるので、この記述は誤りです。
この問題の選択肢は次の通りです。
ア.a
イ.a、b
ウ.b
エ.b、c
記述bのみが正しいので、選択肢ウが正解です。
■まとめ
・労働者派遣法とは、派遣労働者を守る法律です。
・派遣労働者の特定は禁止されています。
・雇用期間終了後の雇用制限は禁止されています。
----------高橋京介プロフィール----------
・米サンノゼ州立大学卒業
・元メルカリiOSエンジニア
・著書
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