小田駿一 個展「OBLIVION」@KYOTO二手舎にて文筆調香をいたしました。
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プラスチックな生活で現代人が失ったものは何か。
効率性と利便性と共に失ったものは何か。
人間はそれらを失ったのではない。忘れているだけなのだ。
屋久島の大自然が織りなす複雑性と抽象性に満ちた香気は
人間に起源を思い出させ、人間を原点に立ち返らせる。
苔むす岩岩。ひとひらの花弁。幾千の年輪。雨後の湿気。
我々人間は万物の一片であり、万物は我々の血縁だ。
生物としての人間がコンクリートに囲まれながら忘れたものが屋久島にはある。
生物としての人間に戻る瞬間がそこにはある。
OBLIVION BLEND
屋久島に足を踏み入れた者だけに訪れる悠久の記憶を香りに。