パンフレットの制作業務で入社したが、上司が担当していた記念品制作を3年目から引き継ぐことになった。振り返れば、打ち合わせに同席した際、自身はとても興味ありげに見ていたと思う。
1・2年目は上司の打ち合わせに同席、引き継ぎ後からは企画初回から1人で取引先と商談をした。初担当時に以前からの陶器製品を布製品へと転換した為、新しい業者と0からのスタートとなった。
「より女性が日常で使うもの」「ビニル袋からエコバッグへの移行時期」であったことからキャンパス地バックを制作したところ爆発的人気となり、催事会場に記念品目当ての行列が出来た。以降、女性目線でのグッズ開発が話題となり、社内でも注目を浴びる企画となった。
「購入しないけれど、貰うと嬉しいもの」「メイン使いでは無く、サブとして使用できるもの」をキーポイントにした。
予算と質、上長と取引先の板挟みになりながらも、モノを創り上げるのは大変にやりがいがあり、交渉能力や進行管理などが身に付いた経験となった。
特に、コロナ禍以降は原材料が値上がりし、また、求められる質も段々と上がり、価格調整に苦労した。コストを落とせる部分を徹底的に探し取引先と交渉しつつ、上長には品質の良さをアピールして価格UPの価値を訴え、決裁にこぎつけた。
苦労はあったが、信頼関係を築きながら誰かと何かを創る事はとても楽しく、その熱意は取引先や上長に伝わり、信頼を得る事が出来た。
※最後の画像は勤務地の異なる上長との郵便でのやり取り時のもの