創作全体イメージソング
ネジ巻き師と太虚島
let us alone
西暦2085年。2035年にクロノスシステムが可決した。人類は長年の夢である不老不死を叶えることに成功。体内に埋め込まれたチップ(腕時計を指す)による遺伝子操作により、人々の思想や行動はある程度監視されている。このため、国民はこの腕時計に強く縛られている。治安や教育の質は低下。時間が通貨でありながら、何もしなくても毎秒通貨は時間経過と共に損失するため死者が増加。人口が減り働く人が低下、ITやドローンなどによって店などの雑事はオートメーション化された。また、新しい人間として人工生命体が運用されているが、当初の目的とずれ兵器化している。
クロノスシステムの運用により、人口は2035年の10分の1程度となった。食料供給のほとんどはオートメーション化された無人の穀倉地域で国内生産されているが、まだまだ穀物の品質が保てず職業としての「農業」は重要視されている。 「食」も合成加工された食品を機器により自動調理し配膳されたものが主流で、人の手による料理や天然食材を使用することは昔より珍しくなっている。
学校制度は変更され、大学のように好きな科目を好きな時間に受講できる。学校は金銭に余裕がある人しか通えない為、文字が読み書きできない人も多数。定職につけず、オートメーション化されているため人間が働ける職が限られている。卒業はその単位数に応じてできる。歴史の授業は行われず、遠回しに思想統制がされている。歴史に関しては、統一政府の本部である地下の書庫に厳重に記録保管しており、自由に閲覧できるのはボスである人と13人の幹部しか閲覧することができない。
ある程度腕時計により、犯罪者になる危険性を数値化されたり、その人の行動から様々な予測が立てられる。しかし未然に防ぐ事に関しては未発達である。
犯罪者が増加し、一度でも犯罪を犯した人間はどんな方法でも殺して良いとされる。
警察の役目も統一政府という最高機関が行う。
サイバネティクスも進歩しており、技術的には脳や神経系以外の全身をサイボーグ化できるほどになっているが、医療目的以外の高割合なサイボーグ化には抵抗感を示す意見が多い。死を克服したが、反面医療技術はさほど発達せず、治せない病気もたくさん存在する。その為か、平均寿命は低下している。更に死をより完璧に克服する為か、クロノスシステムは日々進化を遂げている。2050年以降に生まれた“新人類"は5分以内であれば蘇生薬で蘇生が可能である。
100年後に大きな氷河期が来ると分かっている。世界が滅ぶ訳ではないが、相当な被害が出ると想定される。
拠点(国・街・村・中継地点の建物など)から出ると武装がないと死亡確率が高く、常に寒いがたまに異常気象で真夏のような気温になる。
統一政府が並行世界に気付いているが、こちらから干渉することはできない。
▷▷▷クロノスシステム
2035年に不老不死を可能にした法律
その法律により大量の魔法使いが虐殺 クロノスシステムを運用する為には大量のエネルギーが必要でそれを通貨「クロノス」と呼ぶことにする。カースト上位者が望む素晴らしい世界の為に、紙幣や硬貨などの偽物が出回りやすい現金は廃止された。「クロノス」とはその語源の通り時間を意味し、生贄にされた魔法使いの寿命を腕時計や懐中時計などの「時計」に封じ込めている。他者からは視えない腕時計を約10年間の時をかけて体内に馴染ませ、その腕時計を介し「クロノス」を取り込み続ける事で不老不死が可能。(他人の寿命を自分の寿命に上乗せしているイメージ)
そんな法律が制定されたが、クロノスシステムの恩恵を受けれるのは人口の2割しかおらず、大多数は貧困になる。スラム街が増え、教育の質は低下。またまともな職に就けず人口は激減。
人間の精神状態や行動を科学的に分析して数値化することも腕時計から可能となった。社会では、市民は腕時計による監視下の元日々の生活を送っており、データは公的に記録・管理されている。しかし抜け道は存在し、特定の場所や一定時間行動を偽装は可能。しかし高度な技術を要する。どちらにしても民間人には不可能。
毎日28800秒の支払い義務がある
※1秒=1円。持ち時間が0秒になると肉体が消失=死亡
絶対君主制である。
以下存在する国
50年前に各国を統一していた王族達が謎の死を遂げた。これをきっかけに戦争が起きるが、統一政府によって鎮静化された。
以来全ての国は統一政府の指示に逆らえない。
”はず”だった。
▷▷▷フォステリカ国
世界で一番繁栄してる国。貴族が多く住み、スラムが存在しない。世界で最も幸福な国だが、それをよく思わない他国の人間が起こす犯罪が多い。魔力が高い人間が多く、レアな異能力者が生まれやすい。監視下の元でだが能力を申告すると幸福が約束される。(しかし監視を嫌がり能力を申告しない人間が多い)カストラと相性が非常に悪い。かつて、ギノと呼ばれる神童もこの国の出身であった。”役目”を果たさないまま瓦礫にて生き埋めで死亡したはずだが、彗星の如く現れた管理人と共に姿を現している。二人の主従は要監視対象である。
▷▷▷ユミスカリ国
小国だが、IT技術やドローンなど科学が異常に発展している国。その代わり魔力が低い人間が多い。異能もランクが低いものばかり発現しており他国から疎まれて搾取される国だった。ある日、統領が別の人間に変わった。
彼の名前は五月雨櫻夜。彼が独自に作り上げた監視システムが存在し、ユミスカリに入国するには通行証が銀時計が必要で密入国を成し遂げたものは今のところいない。
現在の技術は全て櫻夜が作り上げたものであり,他国から警戒はされているが櫻夜の経歴に不審な点は見られない。
だけども、調べてもよくわからない人物だった。”存在”はしているが空虚。統一政府の指示を受けず、命令にも従わない。彼のやり方で政治を行う。警戒すべき人物だが、世界の均衡は乱さないためひとまず保留。
▷▷▷カストラ国
上記2つの国とは違い、スラム街が多数存在する国。広大な土地を保有するが、技術がなく発展が乏しかった。
身体能力が高く、異能力者も生まれやすいのだが、教育が間に合わず騙されやすい。
他国の人間に摂取されやすいのが難点だった。
メルトシティと呼ばれる囚人を収監させる大きな街が出来た。メルトシティは常時雨が降っており夜の世界しか訪れないが
どの国よりも発展しており、観光都市としても有名である。
創設者の”ミロク”は何処にも記録がない。ミロクという人間は存在しない。
調査を行いに統一政府の総帥が何度もメルトシティへ足を運ぶが面会拒絶をされている。調査は難航。
優れた科学者であり危険人物。
▷▷▷ヒュストミック国
100年に一度生まれる”神童”、悪の大魔導師"レヴォーヴィッチ・クルークハイト"によって、壊滅させられた国。魔法使いが多く住み、繁栄していた。科学が発展する前に、今に近い生活を送っていたようだが実際は不明。昔から人体実験などをしていたようで、クロノスシステムも人工生命体もセレネもここの人間からもたらされた技術である。現在は管理人がこの国を買い取っているが、残された研究室などでまだ人工生命体は製造されている模様。管理人とギノで調査中であるが未登録の人工生命体が徘徊しており難航している。国の中央に"影牢"と呼ばれているエリアが存在し、そこだけ異空間のような錯覚をもたらす。中は暗いはずなのに無数の光の球体が浮かんでいる。一度入ると高い感知能力がないと永遠に彷徨いいずれ死に至る。そこは影世界に繋がる場所であり、時折影の住民が出てきてしまう。総帥自ら出向いては住民が凶暴化する前に始末している。
▷▷▷セレネ(女神)
明確には不明だが、2070年頃から導入されたクロノスシステムの運用に必要な人間のことを指す。生者だと膨大な情報量に耐えられず、適性のある人間を選定し、死んだ直後に回収して腕時計に細工する。感情や思想まではコントロール出来ず、何人ものセレネが自殺した。腕時計の機能が滞りなく動く為に、特別な音楽を弾き続けている。年に何回かは完全な休みが存在するが、外出は不可能。時計塔にて厳重に管理されている。統一政府が管轄しており、運用理念は「可視化された幸福」。セレネは常時腕時計の管理や、統領など上の人間が自殺したり死なないようにするなど、膨大なタスクを行っている。多くの市民はセレネの存在を知らない。セレネは管理人の実の母親である。
セレネのシステムは、セレネに依存しすぎておりあまりに非人道的すぎるため、現在の総帥は反対しており代替え案を探している。
総帥は定期的にセレネと面会している。彼女から身体を心配されている。
◇地域によって会話による意思疎通、テレパシーによる精神感応に分かれているが、会話による意思疎通の方が主流
◇用語◇
ドローン
元は人間の労働補助を目的として作られたロボット。サイズやデザインは用途によって異なる。あらゆる所で普及し、非常に多種多用
警備ドローンなどの人型サイズのものから大型の重武装のものまで。人型サイズは人間と区別がつかないほど精巧で表情もあるのだが、「ココロ」まで理解できない。
人工生命体
アンドロイドは「ココロ」を理解できないため、教師や介護職など人の気持ちを汲み取る仕事に関しては常に人手不足に陥っている。そこで新しい人間を作る事にした。しかし彼等は人間よりも圧倒的に強い力、優れた知性を持ちながらもマスターの指示に従う。その高い戦闘力を買いたいという貴族の人間は多く高く売れた。本来の目的からずれて兵器として運用し始める。最新型になればなるほど感情を明確に理解している。しかしアンドロイドとは違い、人とは異質な存在ながらも人の心は持ち合わせているため、殺せば罪悪感は存在している。また心を獲得した為に"自由にいきたい"等命令に疑問を持つ個体も少なくない。今はまだ無理矢理服従させる技術がある。
レプリカント
彼らは優れた体力に、創造した科学者と同等の高い知性を持つ。人工生命体とは違い、明確なモデルの存在が必要。クローンよりも優秀で、学習能力が高いとされる。技術は未完成でありNo.02で試験的に動かしたが、彼は劣化してしまった。
門番
エリア毎に移動するためには、門番に通行証か銀時計の提示が必要不可欠。強行突破を防ぐために各エリアに人工生命体が配置されているが、慢性的に人手が足りず、ドローンで補う箇所もある。
門番はエリアの重要度によって給与は変化するが、週休2日制が義務付けられているため、人工生命体にとっては悪くない条件である(通常は休みが存在しない)
しかし兵器化された彼等に休むという感情があるのかは不明である。いずれにしても門番から逃れることは困難だが、見逃してもらえる場合もある。
異能力
科学が繁栄して、"自身が望む"奇跡を手に入れた力
異能力は望んだ力は手に入るけど強いほどウンメイも捻じ曲げるためそのしわよせが自身に跳ね返り不幸が降り注ぐ(簡単に言えば死ぬ)
異能力は"身勝手なネガイ"に付随するため、能力開花していない人間は稀。
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