スチール撮影を担当させていただきました。 RocketRoidの共同代表であり、今公演の舞台監督でもある今村さんは、大学の演劇サークルの先輩。 同じ演劇を見て、作ってきたので欲しい絵・グッとくる絵の感覚は非常に近い。
そう思って現場に臨みましたが、演劇のプロとして専門的に学び、第一線で活躍している今村さんは、当たり前ですが、感性を磨いていらっしゃり、求められるものは学生当時より高く、必死に食らいついた撮影でした。
舞台のスチール撮影は、実在しないシーンでも撮影できてしまうのが魅力であり、難しいところです。 実在はしないが、お芝居のテーマを象徴的に表すことができる写真が撮れる一方で、本編にない写真ばかりだと、観客の皆様からすると違和感になってしまう。
そのバランスを、演出の本間さん・今村さんと相談しながら進めていきました。 実際にはなかったシーンの写真も含めて、お芝居を何度も思い出し楽しんでもらえるキッカケになるような写真が撮れたらいいなぁという思いで撮影しました。