どの業界も人材採用には苦慮する時代。建設業はとくに3K(危険、汚い、きつい)のイメージもあり、人材確保のハードルが高くなっている業界です。そのような状況でありながら、群馬建水様は社員を増やすために、常に新たなことへチャレンジしています。
私が何か力になれないか思案した中で、YouTubeに採用広告動画を流すことを提案させていただきました。おもしろいね!と即決。内容も広告投稿もまるっとお任せいただくことになりました。
まずはどのような人をターゲットにするか。今回は新卒採用を目的として高校3年生に向けた内容に決定。
以前、新卒で群馬建水様へ入社された社員の方々にヒアリングしたことがありましたので、その内容を参考に、昨今の若者が仕事に対してどのように考えているのかを改めて調査しました。給料は高く、休みが多い。ここに絞ってまとめています。
動画を見て気になった人には、さらに会社について知ってもらいたいので、新卒社員の声をまとめた動画への導線を用意しました。働きやすい環境が整っていることを社員から聞くことで、さらに興味を持ってもらえるように。その動画からHPの採用特設サイトへ飛べるようにリンクを準備しました。
30秒の動画構成をまとめたものを編集仲間へ渡して編集作業へ。これまでに撮影してきた動画素材を一部使いながら、基本はアニメーションで作ってほしいと依頼しました。イメージを伝えたら基本的には任せられる仲間なのでとても助かります。それでも仕上がってきたものに対しては、私が細かくチェックさせてもらいました。テンポに合わせたテロップのタイミング、表示する長さなど、スピード感がありながらも内容が理解できる時間を意識して仕上げました。
この先は、世界のGoogle社を相手にあきらめない男(私)の話です。本動画の制作過程とは直接関係ありませんが、個人的な記録として残しておこうと思います。
群馬建水様より広告投稿までまるっとご依頼いただきましたが、自ら広告を投稿したことはなかったので、広告アカウントの作成から始めました。ここでいきなりトラブル。アカウントを作成した途端に停止されるというわけがわからない状況に陥り先に進めません。
あれやこれや調べ倒しましたが解決策は見つかりません。Google社へあらゆる場所から問い合わせてみましたが、最終的にたどり着くのは同じラインの相談窓口。そこは出稿した広告に関する相談以外は役割外とのことで取り合ってもらえません。最後の手段としてGoogle広告コミュニティへ投稿したものの誰からも回答はありませんでした。再度ネットで調べると、一度アカウントを停止されたら復活する見込みはほぼないといった内容も目にしました。
もうこれ以上やれることが見つからない...
手は尽くしきった...
と諦めかけた時、Google社から一通のメールが。どうやらシステムに不具合があって正常な操作ができない状態になっていたようでした。もう一度広告アカウントから操作をすると、なんと先に進めるようになってる!Google社の方がコミュニティの投稿を見てくれたんだろうか…
しかしまだトラブルは続きます。先に進んだものの、停止されたアカウントは解除してもらえませんでした。理由は不正な支払いがあるからだと。まだ広告アカウントを作成しただけなので、当然支払いは発生していません。あるとしたら、アカウント作成時にカードが利用できるかを確認するため、2000円の仮支払いとキャンセルがされただけで実際のお金の動きはありません。状況を返信しましたが、やはり解除できないという回答のみで理由も教えてもらえません。登録したカードは普段から問題なく使っているもの。Google社から人間を否定されているような、もはや心が折れる思いでした。
それでもあきらめない。このままでは群馬建水様からお任せいただいた広告出稿ができなくなってしまう。それに私には何も非がないと自信を持って言い切れる。相手は世界のGoogle社。一個人のちっぽけな私ですが、このまま終わってはいけないという使命感のようなものを感じました。
そこで私はあらゆる情報を細かく伝えることにしました。登録したカード残高、これまでのカード支払い状況、カード会社にも問い合わせました。不正な支払いがないこと、また2000円の仮支払いはGoogle社からキャンセルの申し出があったことも教えていただきました。これに広告アカウント登録をした時のスクリーンショットもあわせて、あらゆる状況がわかるようにまとめた上で、何をしたら解除していただけるのか、再度Google社へ問い合わせました。
待つこと数日。晴れて私のアカウント停止は解除されました!その後は手続きも順調に進み、無事広告出稿をすることができました。
結局アカウントが停止となった原因はわからないままでしたが、クライアントの信頼を裏切ることはできないという思いで行動してきたことが実を結びました。この出来事を通じてあきらめないことが大事だと実感しています。今後もクライアントのために、自分ができることを最後までやり抜く姿勢で精進していこうと思います。