訓練校で、初めて実戦的な課題が出されました。
”提示する実際にある会社3社のうち、いずれかを選び、ロゴをブラッシュアップする”といものでした。
わたしは3社の中から、
株式会社EXIDEAが運営する動画制作・映像制作サービス「CINEMATO」を選択し、課題に取り組みました。
第一回の提出期限に提出したものについて、クラスの全員に告げられた総評は「これは!っていうピンとくるものは一つもありませんでした」というかなりの酷評でした。
そこからは、
・なんのためのブラッシュアップか
・この会社(サービス)が大切にしていることはなにか
を考えるために、まずはホームページを読みました。
課題として、現時点でのシンボルマークは、映写機を見たことがない世代には映写機だと伝わりづらいのではないかと考えました。
しかし、レンズで映す、レンズを通して撮影する、レンズがあることは不変な要素だと考え、シンボルマークはレンズにすることとしました。
右側に縦に3つ並んでいるのが、制作過程で出たものの没になったものです。
3つのうち最下は動きがなく、動きを出すために真ん中はシャッターの形状を変え、「巻き込むイメージ」で矢印を追加しましたが意図が伝わらないと考えなくすことにしました。そして、1番上のものにたどり着きましたが、なんとなく締まりがなくぼやけていたので黒のふちを付けたものが左上の完成系となります。
シンバルマーク自体がかなり直線的なカチッとしたデザインになったので、ロゴタイプは重心はしっかりしているが丸みがあるものでバランスを取りました。
左上、完成図のとなりにある「あなたと、CINEMATO」は、駅のポスターをイメージして使用例を作成しました。
「世の中から伝わらないをなくす」はホームページの文言を抜粋し、「あなたと、CINEMATO」は”お客さんを導くでもなく、後押しするでもなく、共にパートナーとして作り上げていくこと”をイメージし、そのようなキャッチコピーにしました。
なお、ポスターイメージ内で、グレースケールの検証も行いました。
今まで、操作に慣れるためとは言え、好きなものを作ってきた自分からすると、デザインは課題解決だという感覚が多少でも理解できた良い経験だったと思います。
