今作はゲーム配信を模した共同配信パフォーマンスである。
舞台は現実。ギターの演奏により、アバターである犬を操作しゴールを目指す。
通常、ゲーム配信では配信者の見ている風景と視聴者の見ている風景、 そしてゲームアバターの視点が接続することはない。本作ではこれら全ての視点を結びつける配信である。また、ゴールまでに視聴者と接近しカメラに映すことで、視聴者と配信者という境目 を曖昧にする。
視聴者も配信者であり、ゲームアバターも配信者である。これは配信が成立するための必要十分条件である。
※「アバターの身体」に関しては、大学院同期のアーティスト對中優
の研究分野である。今作では對中自らアバターとなり共同でパフォーマンスを行った。