配信につきものである「遅延」。
この実践では、その「遅延」を用いて既存のゲームタイトルに新しい遊び方ができないか模索したものである。
題材のゲームには、熟練度の差が出やすい「格闘ゲーム」を採用し、プレイヤーは初心者、上級者問わず募集した。
①ゲーム画面を配信サイト上で配信
②配信された画面を見ながらプレイ
以上の手順によって、プレイヤーは配信によって遅延した画面を見ながらプレイすることができる。もちろん配信もされているので、プレイヤー以外も視聴者として参加できる。
熟練度の差が出る対戦ゲームは、そのゲームが得意な人間が勝利するものであり、それゆえ初心者はとっつきにくかったりする。この実践でその溝を埋め、既存のゲームの楽しみ方、集まり方を変換した。
実際この日の優勝者は、初心者のプレイヤーであった。