主に小学生などの児童たちが通う「理科教室」で、新しくブランドを立ち上げたいというご相談からプロジェクトがスタートしました。教室の現場にも立ち合い、路地裏にある少し奥まった秘密基地のような雰囲気を活かして、子どもたちが「実験」にワクワクする世界観をつくれないかと、リサーチを開始しました。
そこで参考になったのが「ネオン」でした。海外のバーを調べていくと、店内の照明は基本的に暗く、鮮やかな色のネオンで非日常的な雰囲気があり、なにかワクワクする雰囲気があったのです。
これを理科教室全体のブランディングとして雰囲気づくりのベースを固めてから、ロゴ、キャラクター、エレメント、カラーパレットと展開しました。
時代的には、80年代頃のレトロな要素を取り入れています。子どもたちにとってはこのような古さは新鮮で、親御さんにとってはトレンドも感じさせるビジュアルを設計しています。