【デザインについて】
●ビジュアルイメージ
敏感肌向けという商品の特徴を大切にし、自然由来のやさしさと繊細な世界観をイメージして作成しました。
●カラー
グリーンとブルーを基調にすることで、清潔感・透明感・肌へのやさしさを視覚的に訴求しました。リリース日のバッジには明るいブルーを用いて、自然な調和の中で視線を集める工夫も加えています。
●タイポグラフィー
「New products」には手書き風のBrittanyを使い、ナチュラルで親しみやすい印象をプラス。一方、日本語コピーは縦書きのマティスDBで構成し、品のある落ち着いた印象に。洋と和のフォントを効果的に組み合わせることで、感性に響く柔らかさと信頼性を同時に伝えています。
●情報設計
閲覧者の視線の流れを意識して、「New products」の手書き文字で最初に目を引き、その後中央の製品ビジュアルとキャッチコピーで印象づけ、最後にリリース日情報へと自然に導く構成を採用しました。Instagramのような流し見されやすい環境でも、視覚的に情報がスムーズに届くよう、文字数や情報量は必要最低限に抑えつつも、意味のある要素だけを厳選して配置しています。
【工夫したポイント】
このバナーでは、敏感肌に悩む女性の「不安」や「迷い」に寄り添う表現を徹底的に意識しました。
まず、刺激や派手さを排除した穏やかなトーンと柔らかなグラフィックで、第一印象から安心感が伝わるよう設計しています。縦書きの日本語コピーには、他の広告と差別化できる視覚的インパクトだけでなく、日本語特有のリズムと格式を持たせ、信頼性や製品の丁寧な作りを想起させる狙いがあります。また、視覚的な余白を大胆に活かすことで、静けさや清らかさといった印象を生み出し、「肌が敏感だからこそ、シンプルで確かなものを選びたい」というユーザー心理に静かに響くよう工夫しました。全体として、「主張しすぎず、でも伝えたいことは確実に届ける」というバランスを大切に、感性に訴えるデザインに仕上げています。