Type 13ファミリーに属す凸五角形タイルのテセレーション(敷き詰め,タイリング)を基に,伊藤若冲の虎図のトラをモチーフにしたトラ・タイルにコウモリ・タイルを使ったテセレーションを作成.元は,寅年の年賀状デザインとして作成.なお年賀状では,コウモリの箇所に,オリジナルの虎図にあった梅の木をいれていました.
Type 13ファミリーのタイリングの性質から2種類のタイルが必要なため,トラ・タイルとコウモリ・タイルが使われています.
トラ・タイルには,黄色のトラ,白色のトラ(ホワイトタイガー),モノトーン(水墨画風)のトラ,線画のトラの4種類があり,それらをいろいろと組み合わしたパターンを作っています.
オリジナルの虎図ではトラの尻尾が体の下の位置にあります.そのように尻尾の配置を調整したトラ・タイルも作りました(本ページの一番下の図参照).ですが,このような尻尾が体の下にある場合のトラ・タイルは,1個のタイルとしてみるとちょっと不安定に感じました(実物を作った場合もおそらく破損しやすいと思います).タイル単体の形としてみた場合,尻尾を体の中に配置したトラ・タイルのほうが好きです.