ミクへの愛情を込めながら描きました。初音ミク初期デザイナーのKEIさんの塗りを参考にしつつ、グラデーションを入れなめらかさを追加し、ミクの可愛さを最大限に引き出しました。
ミクとは、私が小学生のころゲームセンターで出会いました。丁度コインゲームとミクがコラボしており、コラボ実施中のタペストリーに青緑の髪色とツヤと光沢のある銀色と黒の服装の機械チックなカッコ良さとツインテールの可愛さをもつミクにときめいていました。ゲームセンターはネオンが煌めく、大人な世界として当時の私には映っており、一人で行くのが怖かった記憶があります。コインゲームもジャラジャラして怖かったのでやらず、ミクのタペストリーを見るために親を連れて地元から離れたゲームセンターに行かせてもらった記憶があります。
そこから数年、初めてミクパのライブDVDを近所のゲオで借りました。初めて聞く合成音の声、人間のように動くミクのモジュールに感情を大きく乱され、人間より表現豊かな動きと、鉱石のように輝くミクに感動と驚きで情緒がぐちゃぐちゃになって、なぜか泣いてました。ミクは純粋無垢なのでなんにでもなれます。人間の腹黒さも何もなく、私たち人間がふいに思うどす黒い感情の部分がないのです。私は、自分の感情すらもコントロールできるミクにずっと憧れを持っています。
