掲載している4点中、まず上の2点についてご説明します。
<某社団法人様からの依頼>
A3より大きく既定サイズとは違う比率と折り方のパンフレット(表裏)を、A3表裏にコンパクトおさめて欲しいという依頼を受けました。
出来上がりについてのご要望は次のポイント3点でした。
◇同じイメージを保ちながら、伝わりやすく。
◇フォントは不明ながら読みやすいフォント(既存のパンフレットのフォントは不明)。
◇デザインの素材は流用して欲しい。
<デザイン決定のポイント>
◇ご担当の方に三つ折り、四つ折りを含む折り方を7例提示した後、2案推奨し、協議後、うち1点、高さをA4の短い辺の210に合わせてカットした後の4つ折りと決定。
◇フォントについては、デザインとなっていて変更の必要のない表記は流用。他、説明として変更箇所の多い表記については、ゴシック体、明朝体に各4点を提案後、どれも良いので選択を任され、ヒラギノに決定。
理由は、Illustratorにあらかじめインストールされたフォントであること。
今後クライアント様が簡単な変更(会員名等)する際、Illustratorによって簡単に取り組める。
◇構成については、内容と共に見栄えを、畳んだ状態から見開く順序を考えて提案し決定。
◇見開く際には、色感を含み、左右のバランスを考慮。
◇余白や行間を含む間(ま)の取り方にこだわった
◇結果、内容や素材の多さにも関わらず、シンプルで見やすく、読みやすい形となった。
次に、下の2点について。
<フォローアップ>
入稿用データ納品後、今後に向けて2点のデータを差し上げました。
デザイン変更はなくても、会員名や多少のサービスの変更について調整する際に、トンマナを守るため、次の3点についてを記しています。
①構成を維持するためのガイドライン。
②スペースごとにフォントとフォントのサイズ。
③文章全体、または数行を更新する際も、行間を維持するため、コピーする際の距離。
結果として、出来上がりへのご満足は勿論、更にデザイン変更が必要な場合や、新規のパンフレット制作の際に、再度依頼したいというお声を頂きました。
