鍾離というキャラクターの掘り下げエピソードでは、はるか昔に人を一緒に守ると約束した若陀龍王という地を司る龍が、人が鉱山を採掘し始めたことに怒り人に害をなしたとして封印された龍の封印された負の感情の魂が自身の封印を解くため少女の姿で出てきます。
同時に人を守ると約束をした正の感情の魂がとある青年に乗り移り封印を解くのを阻止するために主人公と鍾離の前に現れる‥というものでした。
このイラストはそのエピソードを踏まえ、鍾離、本来の龍の姿である若陀龍王、若陀龍王の正の感情が乗り移った青年、負の感情が人の形をとる際にとった少女の、ゲーム時間軸で言う今再会できた奇跡を表現したく、夜に花が咲く花畑で月見酒をする構図で描きました。
長年国を守り続けた鍾離と、鍾離と国と人を守ろうとした龍王も、人が鉱山を掘りすぎた結果怒った龍王も含め『若陀龍王』だと思います。
正の感情の青年は鍾離とともに目的を達成し消えるので一緒に酒を飲むのですが、負の感情の龍王はお話の中で和解ができずそのまま消えて行ってしまうため、少女の姿であることも踏まえあえて横で眠っている構図にしました。
