この作品は、数年前に降ったばかりの雪を拡大して見た経験とその時の写真等から制作していきました。
このときの雪は結晶に雲粒がたくさん付いて、まるで角砂糖のような質感になった「雪あられ」と呼ばれるものが多く、それこそあられのように球体のものから、砲弾のような形のもの、六片の雪の結晶がころんとそのままあられ状になったものまで、さまざまなタイプの結晶を見ることができました。
自分の息が結晶にかかると、みるみるうちに形が変化していってしまうので、息を止めて見ていた事を思い出します。
ころんとしたかわいらしい雪あられの質感などが画面から伝わるといいなと思います。