私はリブランディングにおいて大切なことは2つあると思っています。 1つめは今までのイメージを覆すこと これは新しい顧客層を取り込むためにはやはりイメージを覆すことが大切ではないかと思います。そんなところもあったんだと知ってもらうことに繋げたいのです。
そして2つめは調査 もちろん、ブランディングだけではないことですが、ブランディングを行う際は特に重視しています。 現状はどうなっているのか、どこがいいところなのか、より活かせるところはないかを中心に探ります。
このときも国立新美術館を4、5時間程度調査しました。 これまでに何度も足を運びましたが、より魅力的なところを探しにくまなく歩き回った思い出があります。
そこで発見したのが、立地と建物の関係でした。 六本木はアート関連がたくさんあって魅力的ですが、同時に大人の街でもあるように感じ、会社帰りの人が立ち寄る「遊び場」としての役割があってもいいのではないかと思いました。 また、黒川紀章氏が設計したあの建物は陽の入り方が素敵だと思っていました。 私は特に夕方の陽の感じが好きだったので、夕方から夜にかけて灯りとともに楽しめたらという設定もしました。 暗闇で灯る大人の遊び場をイメージし、この作品に至りました。
