自分が本格的に小説を書き始めてから、第二作目。原作中の事件の裏で、神とされるアルセウスは何をしていたのか?をテーマに書き上げた作品です。ポケダン全体の振り返りをする作品でありながら、本編で語られていない部分の補完をするような作品に仕上がりました。
原作が好きだからこそ、二次創作は行うもの。ですが、きちんと理解出来ていないと、読み手に、筆者はこの作品のこと本当に好きなのかな?と、不信感を与えてしまうと考えていました。
そのため、できる限り原作を読み込み、原作に反した内容を書いていないか精査しながら書いていきます。特に、この作品は総集編のような、大事なシーンを切り取っていく形だったので、原作にてどこが見所なのかも読み解き、盛り込みました。
本文中には、「炎や嵐、時や空、光や闇だけでなく、青と赤ですら〜」と描写していますが、コレはポケダンシリーズのサブタイトルに冠していた、「青の救助隊」の「青」のように、一文字でバージョン違いを表していたものを全て引用し、書き記しました。少しテンポは良くないですが、それ以上に気づいた人がふふっとすることを大事にしました。同好の士が読むものだと割り切り、より楽しませることを重視したためです。
その考え方は他の作品の二次創作をする際にも役立っており、特徴的な口調やセリフ、単語の引用あるいは言い換えをすることにより、本家作品のファンに楽しんでもらえるような作品作りを心がけています。