【詩】幸せな時には書けない言葉がある|しゃけのこ|note
幸せな時には書けない言葉がある 幸せの裏側には不幸せがある 普段、僕たちは裏側を見ないように生きている 突然、裏側と真正面から対峙すると 裏側に幸せがあったことを忘れてしまう 裏側の幸せを想像も、信頼も、願望もできなくなった時、はれて、裏側の世界の住人となる そういう時にしか書けない言葉がある 夜と霧の中でしか書けない言葉がある 最愛の喪失、なぜか見返した幸せのアルバム 孤独の錯綜、駅で見かけたなにげないポスター 夢中の終焉、遠くから見た僕らの居場所 容赦のない人生 不条理な社会 戻らない時計の針 でも それもまた真理で そこから逃げず、否、逃げることができず 立ちつく
https://note.com/famous_coyote97/n/n101af013879c