cantabile 制作にあたって
この作品は奉紙を揉んで顔料で染め、切りました。
差し込んでいる和紙も奉紙。
全部で4層になっています。
切っているオリジナル文様は柱状節理をイメージ。
"柱節文様”と名付けました。
柱状節理と言われても
パッとイメージできないかもしれませんが、
越前海岸の東尋坊、
あの切り立った崖を思い出してください。
東尋坊だけではありませんが、あれが柱状節理です。
地球の歴史そのものだと、いたく感動し、
オリジナル文様を編み出し、
地球へのささやかなリスペクトとしています。
今回の作品は眺めていたら
なんだかピアノの鍵盤のようにも見えてきて、
"cantabile"とタイトルを決めました。