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存在しない本

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制作ノート
制作にあたって想像したこと

「アブダクション・ディストラクション」

「アブダクション」は家畜(主に牛)が連れ去られること、「ディストラクション」は破壊、破滅のこと。そのためアブダクションを行っていた飛行物体が何らかの現象で牧場の真ん中に墜落した、というイメージ。

文学賞受賞作家の最新作で、少し変化球なSF。

表紙にいる人間が作中の登場人物に反映されている。

「白色矮星」

ビッグバン直前の星が強く収縮するイメージ。

数的論理学やコンピューター科学など、作者の理系の知識が織り混ぜられた少し難解な作品。

情報が削ぎ落とされたシンプルな装丁。裏表紙下には白色矮星についての英文が記されている。

「金宝糸卵」

雑誌で連載していた作品を収録した、料理に関するエッセイ集。

5編の最後に卵料理に関する

「金宝糸卵」という書き下ろしが入り、タイトルとなっている。

「置き去りの期待」

「誘拐事件から10年後、ストックホルム症候群の幻影に悩まされる主人公は、出所したばかりの犯人を訪れる。幻影を取り払えるのは本物だけだ。」ーあらすじ

映画原作となり映画のビジュアルの下に隠れてしまう表紙、というイメージで制作。

加糖練乳賛否両論

「人は誰でも破壊と再生を繰り返す。そのバランスが崩れた時、何が起こるのだろうか?」そんな一枚のメモから始まった連続殺人事件。刑事三ツ矢は捜査を進めるうちに深い穴に潜り込んでいく。重たい空から降り注ぐ雨、陰と陽、賛と否、加糖と無糖、どこに正義があるのだろうか?ーあらすじ

といった少しダークな事件小説。

転轍機

「ぼくたちはいつだって大きな転轍機の上に立たされている」というフレーズから始まる、散文のような川柳のような、作者の書き続けた文章がリズムを持って散らばるエッセイ集。

警告・要検討

事故によって記憶が部分的に抜け落ちた「わたし」は抜け落ちた欠落にものを詰め込んでゆく。

「警告」や「安全神話」、「生食用」や「フカシカ・カシカ」(不可視化・可視化)といった章タイトルが並ぶ小説。

減らず口

「悪い女」と同じ作家による、一人の女を取り巻いて繰り広げられる話のシリーズ。ナンバリングはされていないが続編に位置するため似た印象にデザインされている。

作中には「スポット」という言葉が印象的に用いられる。

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「悪い女」