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AdobeでAsobe

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制作ノート
AdobeでAsobe

 自動文字起こしで有名な「Vrew」ですが、使用するときにあの独特なデモ画面を一度は目にしたことがありますよね。動画編集をやっていて、あのデモ画面をなんとかネタにしたいと考えたことがある人は僕だけではないはずです。

 当初は「シャワーを浴びながら」「コーヒーマシンの隣」「除雪車の近く」等、音声に関して劣悪な環境で原稿を読み上げて、その素材をVrewに文字起こししてもらい、「Vrewの音声認識ってすごいよね」みたいな動画にしようと考えていました。

 しかし、周りがうるさいのは動画として見ていて普通に不快ですし、そもそもVrewの認識精度によっては企画倒れなのでこの案はボツにしました。おじさんのシャワーシーンも需要ないですしね。

 そこで、Adobe Stockの紹介を兼ねて、「Adobe Stockの動画素材、写真素材、モーショングラフィックスだけを組み合わせてVrewのデモ画面をアップグレードする」というコンセプトに変更しました。実際にはBGMとSEはAdobe Stockではないのですが。Adobe Stockに面白そうなモーショングラフィックスがたくさんあるのに、実際にお仕事で使う機会はあまりないのでこの機会にいろいろ試したいなという動機もありました。

 出だしの「皆さん 皆さま」を「Ladies and Gentlemen」と表記したのですが、今の時代にそぐわないかなと悩みました。個人的に差別的な意図はなく、単純に「Ladies and Gentlemen」の語感とか、かつてディズニーランドへ入ったときのアナウンスの雰囲気とかが好きだったので結局こちらを採用しました。

 当時、「カーニングをちゃんとしなきゃ動画編集者失格!」みたいな厳しいつぶやきを見かけたので、Vrewのデモ画面の字幕のカーニングを完コピしようと意識しました。そういう視点で動画をみると意外とカーニングぐちゃぐちゃな動画って多いんだなと勉強になりました。

 「AdobeでAsobe」というキャッチコピーは激ダサいですね。しかし、日本語(ローマ字)でしか生まれなかった奇跡の出会いというか、偶然が織りなすハーモニーというか、とにかく僕はこういう絶妙なダサさを気に入ってしまう癖があり、ついつい動画に取り入れてしまうようです。お仕事ではこういった変なオリジナリティは出しません。求められない限りは。

【元ネタ】

・Vrewのデモ画面

・らんま1/2

・笹食ってる場合じゃねぇ! 

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