群馬県が企画している「令和4年度ぐんま応援びと」という企画の中で、動画部門として「ぐんまの風景・食べもの」をテーマとした作品の募集がありました。この企画を知ったときにすでに締め切りまで期間が短い状況でしたが、群馬県の地域と企業を盛り上げたいという自分の想いと同じ考えのこの企画にぜひ参加したいと思いました。
季節は冬。きれいな自然の風景を撮影するのが難しい時期です。そこで数か月前に撮影した酒蔵の素材を使うことを思いつきます。テーマから外れているかもしれないと思い、群馬県の担当課に問い合わせ、酒蔵も風景として認めていただけることを確認して制作に着手しました。
タイトルを「群馬の酒蔵」と決めました。当然日本酒が関係するわけですが、構成次第では「酒蔵」ではなく「日本酒」に注意がいってしまいます。日本酒を作るための蔵元のこだわり、そしてその蔵元が想いを込める空間が酒蔵であるという内容になるようコピーを考えました。すでに日本酒に関する動画を制作していたため、印象的なシーンを選ぶことに時間はかかりませんでした。
編集するにあたり企画の趣旨を再確認しました。群馬県の魅力の再発見、郷土愛の醸成を図ることが目的となっておりましたので、動画を見たときに高揚感を得られる動画にするために、力強く前向きなBGMがふさわしいと考えました。
伝統を大事にしながらも進化していく日本酒。変わらないものと変わり続けるもの、それが伝わるように映像に緩急をつけて仕上げました。
ありがたいことに令和4年度ぐんま応援びと動画部門第2位の評価をいただきました。群馬県認定「ぐんま応援びとマスター」を証明する認定証と、副賞として3万円分の宿泊券もいただきました。どちらも嬉しいですね。これからも群馬県の地域と企業を盛り上げるために精進していきます。
