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浅草と子どもたちの未来

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浅草と子どもたちの未来-1
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制作ノート
浅草と子どもたちの未来

どうして子どもの絵はこんなに心を揺さぶるんだろう。
わたしの方が、色々な経験をしていて、絵の勉強だってたくさんしているのに
どうして子どもの描く絵はこんなに人を魅了する力があるんだろう。

子どもの絵はまちがいだらけだ。
下手くそだし。かたちなんて描けやしないし、パーツなんてぐたぐただし、色だってめちゃくちゃだ。
けれど、その絵にわたしは魅了された。
わたしは子どものまちがいについて知りたくなった。
だから、わたしは小さいころのわたしに声をかけることにした。


わたしは小さい子の絵のように絵を描いてみようと思った。

19歳(制作中に20歳になりまひた)のわたしが、だんだん、小学生、幼児と、いろいろなわたしになって
いろいろな「時」のわたしと一緒に絵を描いているみたいだった

「そこ」に「それ」を描くのに何の順序も理由もいらなかった。
場所も物も描きたいところに描くから消失点がたくさん発生した。
もう今まで描いていた絵ではなくなった。

「あんたらもまちがえようと思って線引いてた訳じゃなかったんだね」
ただ楽しくて、興味のあることだけ描きたくて、「これ」にどれだけ心を動かされて「これ」を伝えたいのか必死に描いていただけだったんだ。


まちがえる ことが主題だったけど
人は間違えることが出来ないことに気づいてしまった。

なんの順序も理由もない子どもの溢れる感性に
大人たちが口を出して順序も理由もつけるもんじゃない
できる限り綺麗でいてほしい
それはわたしが浅草の街で見た、和で素敵な風景に、貼られたステキなシールやらくがきと通ずるものを感じた。

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