イラストを制作するごとに、前の作品よりも工夫して描いていくということを心がけていました。
周囲にデジタルイラストを描く方が圧倒的に多い中で、アナログイラストを注目して見てもらうためには、パッと目につくような色遣いや構図が必要と考え、それらを意識してイラストを制作しました。
最初の頃はモノクロしか描けず、またSNSに作品を載せても予想していたよりも人に見てもらえないことが多々ありました。その時は作品のどこがいけなかったのかを考え、テーマが相手に伝わるように次の作品の制作時に改善していきました。さらには周囲との差別化を図るために、細部まで拘って描き込むことも意識しました。最初の頃はただ人物だけを描いて満足してしまうことが多かったのですが、描き込みを意識したことで、人物だけが浮くことがないよう自然と背景も描くようになりました。その結果、以前の白い背景が目立っていた状態よりも人の目に留まる機会が多くなり、「作品から物語性が感じられる」という評価を得ることができました。
それらを繰り返していったことで、作品を制作していく中でカラーイラストの技術はもちろん、相手に伝わる構図の練り方、改善点を見つけ試行錯誤を繰り返していく力を身につけることができました。これからもデザインやイラストの技術を磨いていきたいと思っています。