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【実案件】フライヤー・チケット・パンフレット表紙

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【実案件】フライヤー・チケット・パンフレット表紙-1
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制作ノート
コンセプトは「対比、そして繋がり」

フライヤー(表面)

合唱劇「星の王子さま」をこの合唱団が上演するのは2回目。今回新たに加えられたシーンでは「大人と子どもの対比」が、その直前のシーンでは王子さまと「彼が愛する存在との別れ」が描かれます。
また団員の皆さまから、「今回の公演では初演での若さの勢いとは違った成熟した一面をお見せしたい」というお声を頂きました。そうした「対比するもの、ただしそれは繋がっている、あるいは移り変わっていくもの」というイメージを、構図や色で表現してみました。青と黄色は補色の関係で一番遠い色同士なのですが、色相環で見ると繋がっていることがわかります。

タイトル作字

「星の王子さまの物語をたくさんの人に知ってほしい・楽しんでほしい」という団員の方の想いを受け、タイトルは「物語を読んだ人、知った人にしかわからない」ことを狙ったデザインにしました。この公演で初めて物語を知ったお客さまが、終演後にフライヤーを見た時に「あ…」と気づいてくださったら嬉しいなぁと思っています。また、合唱劇としての作品タイトルは別箇所に記載しているため、文字のわかりやすさよりもデザイン性を優先しています。

フライヤー(裏面)

今回のクリエイティブでは星の王子さまの原作絵を使用していますが(もちろん版権元の許諾済みです)、その中で団員の皆さまにとって思い入れの深いものをフライヤー裏面に使用しました。「自分の大切なものがどこかにあるからこそ星々が美しく見える、物語中に出会ったたくさんの不器用で愛おしい人たちのことを思い出している、など王子さまが星を見上げる行為に込められた意味はすごく深い。お客さまにも終演後、星を見上げてもらえたら嬉しい」という団員の方のコメントからインスピレーションを頂いてデザインしています。公演フライヤーは出演者のプロフィール等で文字が多くなってしまいがちですが、絵の世界に組み込むことで軽さを出すことを意識しました。

チケット

フライヤーのイメージを保ったままチケットをデザインしました。半券部分との境目で色を分けたことで最終的に手元に残る部分が一色になるというところに、今回のビジュアルに込めた意味とリンクさせました。

※パンフレット表紙は、フライヤーデザインを元にしています。

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