きっかけは、妹の読書感想文課題でした。
読む本を迷っていた妹に1冊の本をおすすめし、その本について話していた時のことです。物語で直接描写はされていないのに共通のイメージを抱いていたり、似ているけれど違う印象を受けたシーンなどありました。どういった描写からそうイメージしたのだろう、とより話が深まり、本について楽しく語り合うことができました。ここからインスピレーションを受け、「読書は、読み手が活字から変換する際に自分で想像を加えて再構築している。これをそのまま可視化できたら、より読書が楽しくなるのでは」と思いました。
読書についてリサーチしてみると、読書習慣がない、嫌いだという人の理由に読書感想文や勉強の延長のように感じるといったものがありました。読書感想文は感受性を育むこと、文章力を養うことが目的に掲げられていますが、その文章化する段階でつまづいたり苦手意識を抱くことが読み取れました。
また、読書感想文においては結局「こたえ」が求められているように感じ、自分の感想そのままを否定されるような印象を受けていることもわかりました。
そこで、読書感想文のような「こたえ」が求められることなく、そして読者の想像を文字ではなくそのままをカタチにすることで、読書体験を可視化できるアプリを目指しました。
物語の世界を構成するものとして、読書の時に頭の中で想像している
📚音楽
📚色
📚イメージ画像、映像
など、そのまま記録に残せるようにしました。