本来ゲーム音楽の制作を行う際、「BGM無しで遊んで想像を膨らませる」という行程があるはずですが、この作品はできるだけ1週間で完成させるという制約の下で作ったため、そのような時間をとることが出来ませんでした。そのため、世界観を文面や口頭で共有してもらい、そこから想像を膨らますしかないという制限がありました。しかし、大学のサークルで「キーワードから曲を想像して作る」ということを繰り返してきたため、私としては大した問題ではありませんでした。むしろ、イラスト担当の人が提出したイラストが想像の手助けになって有難いとさえ思っていました。私はこのように、本来サウンドクリエイターが行わない世界観づくりの部分まで行っていたため、ゲーム開発においては世界観づくりの行程にサウンドクリエイターの視点から意見を出すことが出来ると考えています。