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ペアリング

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クラフター
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ペアリング-1
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制作ノート
制作過程

ある時ふと「リングを作りたい!」と思い立ち、ブルプロモチーフリングを作成しました。が、最初からこのペアリングを作ろうという発想には至っていませんでした。

プロトタイプ - 天球錬成儀モチーフ

リングを作りたいと思い立って、最初に浮かんだのは「天球錬成儀」の輪の部分をモチーフにしたものでした。

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こちらは実際に鋳造までしてみたのですが、結果的にあまりにもわかりにくい&鋳造でディテールが再現し辛いということが判明し、ボツとなりました。

プロトタイプ2 - シンプルに

そこで、思い切ってシンプルに、ただの平面リングにロゴだけあしらってみようとして作成されたのがこちら。

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ロゴ部分が綺麗に凹まなかったものの、レジンを流し込めば一応はそれっぽく見えなくもないなという状態になりました。

こちらは一旦綺麗に磨いて、ネタ画像として Twitter に投下しました。

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ここまでを経て、この小ささでロゴを再現するのはやや難がある → もう少し大きくしたいが、リングはこれ以上太くしたくない → では、ふたつのリングにロゴを分割して載せるのはどうだろう、と思い至りました。

鋳造

省略しましたが、ここまでのプロトタイプも例によって毎回 Blender でのモデリング → 3D プリント → シリコン型の作成 → 鋳造、という過程を経ています。

ペアリングも同様の手順にて鋳造を行いました。

▲ 原型

▲ 原型

▲ 鋳造直後

▲ 鋳造直後

▲ ペアリングを切り出したところ

▲ ペアリングを切り出したところ

鋳造時、凹んでいるべき部分に錫の塊ができてしまったため、まずはこれをヤスリで除去するところから始めました。

▲ リングの研磨時には木工用のホビー旋盤も活用しました

▲ リングの研磨時には木工用のホビー旋盤も活用しました

着色

ある程度磨いた後、レジンを使って凹部分に着色します。当初は愚直に青色にしていました。

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ただ、青色ではチープな印象となってしまったため、改めてパールホワイトとブラック、ブルー等を混ぜてややシックな印象の色にしました。

研磨

レジンの流し込みまで終わった後、さらに表面を磨いていきます。

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リングということは宝飾品であるため、できるだけ見た目が美しい鏡面になるようにひたすら磨いていきます。

最終的に、一応リングとして遜色ない程度に光沢をもたせることができました。

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