Facebook 松井一郎に訴えられた水道橋博士が大阪高裁で敗訴、即最高裁上告を決意。この裁判が理不尽極まりない理由とは |BEST TiMES(ベストタイムズ)
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松井一郎に訴えられた水道橋博士が大阪高裁で敗訴、即最高裁上告を決意。この裁判が理不尽極まりない理由とは |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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bg松井一郎に訴えられた水道橋博士が大阪高裁で敗訴、即最高裁上告を決意。この裁判が理不尽極まりない理由とは |BEST TiMES(ベストタイムズ)
松井一郎に訴えられた水道橋博士が大阪高裁で敗訴、即最高裁上告を決意。この裁判が理不尽極まりない理由とは |BEST TiMES(ベストタイムズ)
 松井一郎元大阪市長が水道橋博士のSNS投稿により名誉が毀損されたとして、損害賠償を請求される裁判の控訴審判決が12月21日大阪高裁で言い渡された。  この裁判は、2022年2月13日に水道橋博士が松井一郎氏の疑惑をまとめた動画をTwitter(現・X)に投稿したことがきっかけ。水道橋博士は動画のリンクを載せて 《これは下調べが凄いですね。知らなかったことが多いです。維新の人たち&支持者は事実でないなら今すぐ訴えるべきだと思いますよ(笑)》  上記の内容で投稿。すると松井氏が即座に返信を送り、 《水道橋さん、これらの誹謗中傷デマは名誉毀損の判決が出ています。言い訳理屈つけてのツイートもダメ、法的手続きします。》 と訴訟を明言。しかも博士の投稿をリツイートした人にも訴訟を起こすことを示唆した。  裁判は同年5月に開かれ、松井氏側は松井氏の写真を配した動画のサムネイルが添付されており、中には「強姦疑惑」の文字がある点を取り上げ、「事実であるような印象を受ける」と主張した。  一方の水道橋博士側は「強姦疑惑について広める意図はなく、別の内容の疑惑について言及したもの」だと反論。閉廷後の会見で「訴えられた経験がないので恐怖感を感じた。僕が動画を作ったわけではない」と語り、「裁判を劇場化する。相手が謝るまでやめない」とケンカ上等の姿勢で臨むことを明らかにした。  水道橋博士は、松井氏の裁判をスラップ訴訟と批判。同年7月に行われた参議院議員選挙で「反スラップ訴訟法を作る」という公約を掲げてれいわ新選組から全国比例区で立候補した。 ◼︎一審判決では松井氏側の主張が全面的に受け入れられた  2023年5月に大阪地方裁判所は判決を下した。その内容は松井氏側の全面勝利と言っていい内容だ。裁判官は以下のように理由を説明した。 「投稿を見た人が必ず動画を視聴するとは限らないことからすれば、投稿のみを見て一定の認識を得る人は相当数存在すると言える」 「『疑惑』と付されていることからすると、“そうした行為をした”と断定されていると閲覧者が認識するとは言えない」 「一方で、サムネイルには『…疑惑』という言葉が、他の『…事件』といった話題と並列して挙げられていて、水道橋さんがそれらと特に区別することなく『下調べが凄い』などとコメントしていることからすれば、閲覧者は、『…疑惑』が相当に確度が高く、松井氏が“そうした行為をしたことを強くうかがわせる事実がある”と、水道橋さんが述べていると認識すると言える」  このように博士のツイートが名誉毀損にあたると認定。その上で、「投稿直後の松井氏の返信ツイートで、被害の拡大は一定程度防がれている」「動画を注意深く視聴して、松井氏がそうした行為をしたことを裏づける具体的根拠がないと正しく認識した人もいると考えられる」として水道橋博士に110万円の賠償金を支払うように命じた。  博士は判決を不服として控訴。一方、松井氏も賠償金額が少ないという理由で控訴した。
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/2562673/
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 松井一郎元大阪市長が水道橋博士のSNS投稿により名誉が毀損されたとして、損害賠償を請求される裁判の控訴審判決が12月21日大阪高裁で言い渡された。  この裁判は、2022年2月13日に水道橋博士が松井一郎氏の疑惑をまとめた動画をTwitter(現・X)に投稿したことがきっかけ。水道橋博士は動画のリンクを載せて 《これは下調べが凄いですね。知らなかったことが多いです。維新の人たち&支持者は事実でないなら今すぐ訴えるべきだと思いますよ(笑)》  上記の内容で投稿。すると松井氏が即座に返信を送り、 《水道橋さん、これらの誹謗中傷デマは名誉毀損の判決が出ています。言い訳理屈つけてのツイートもダメ、法的手続きします。》 と訴訟を明言。しかも博士の投稿をリツイートした人にも訴訟を起こすことを示唆した。  裁判は同年5月に開かれ、松井氏側は松井氏の写真を配した動画のサムネイルが添付されており、中には「強姦疑惑」の文字がある点を取り上げ、「事実であるような印象を受ける」と主張した。  一方の水道橋博士側は「強姦疑惑について広める意図はなく、別の内容の疑惑について言及したもの」だと反論。閉廷後の会見で「訴えられた経験がないので恐怖感を感じた。僕が動画を作ったわけではない」と語り、「裁判を劇場化する。相手が謝るまでやめない」とケンカ上等の姿勢で臨むことを明らかにした。  水道橋博士は、松井氏の裁判をスラップ訴訟と批判。同年7月に行われた参議院議員選挙で「反スラップ訴訟法を作る」という公約を掲げてれいわ新選組から全国比例区で立候補した。 ◼︎一審判決では松井氏側の主張が全面的に受け入れられた  2023年5月に大阪地方裁判所は判決を下した。その内容は松井氏側の全面勝利と言っていい内容だ。裁判官は以下のように理由を説明した。 「投稿を見た人が必ず動画を視聴するとは限らないことからすれば、投稿のみを見て一定の認識を得る人は相当数存在すると言える」 「『疑惑』と付されていることからすると、“そうした行為をした”と断定されていると閲覧者が認識するとは言えない」 「一方で、サムネイルには『…疑惑』という言葉が、他の『…事件』といった話題と並列して挙げられていて、水道橋さんがそれらと特に区別することなく『下調べが凄い』などとコメントしていることからすれば、閲覧者は、『…疑惑』が相当に確度が高く、松井氏が“そうした行為をしたことを強くうかがわせる事実がある”と、水道橋さんが述べていると認識すると言える」  このように博士のツイートが名誉毀損にあたると認定。その上で、「投稿直後の松井氏の返信ツイートで、被害の拡大は一定程度防がれている」「動画を注意深く視聴して、松井氏がそうした行為をしたことを裏づける具体的根拠がないと正しく認識した人もいると考えられる」として水道橋博士に110万円の賠償金を支払うように命じた。  博士は判決を不服として控訴。一方、松井氏も賠償金額が少ないという理由で控訴した。
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