ソーシャルグッドという居場所|塩冶恵子│keiko enna
ずっと、自分の居場所が見つからなかった。 「ここではない」ということだけは分かっている。でも、どこへ行けばいいか分からない。この世界に、私が生きられる場所は存在していないんじゃないか。長い間、そう感じていた。 狭い世界から飛び出したくて、東京の大学を選んだ。入学したその日から、就活が不安だった。自分には面接で語れることがない。入社したいと思える会社に出会えるのだろうか。何がしたいか分からないけど、とにかく何かやらなくちゃ。最初の2年間はかなり迷走した。 ある日、小さな美術館に行った。 展示を見終わってミュージアムショップをうろうろしていると、1冊の本が目にとまった。
https://note.com/ennakeiko/n/n94cd8dd77d30