10/1(火)の日記 餃子の口だった夜|高井瞳
午後6時半。「お疲れ様でしたー」と会社をあとにする。 同僚には気づかれていないけど、今の私は完全に餃子の口。 パリパリの皮を、お酢と胡椒が入ったタレにつけて口にポイッ。それをビールで流し込む。そんな完璧な流れが、自分の頭の中で無限ループしている。ああ、早く餃子をください。 今日は家族が大集合して、目黒で餃子を食べるのだ。グルメで大袈裟な母が「人生で2番目に美味しい餃子」と豪語するのだから、まあトップ10には入る美味しさだろう。 とは言え、お店は大の人気店。予約ができないから、入れるかは一種の賭け。そわそわしながら電車に乗っていると、「一足先に言って、席取っとく!」と兄弟の愛から
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