祈り還し_中山可穂『弱法師』ほか|i
最近読んだ本 ・中山可穂『感情教育』 ・中山可穂『男役』 ・中山可穂『弱法師』 ・中山可穂『ゼロ・アワー』 ・中山可穂『花伽藍』 ・サガン『愛という名の孤独』 ・中村文則『悪と仮面のルール』 ・井上靖『あすなろ物語』 ・萩尾望都『少年よ』 怒涛の中山可穂。過去最高に文学でメンタル痛めつけた期間だった。ずっと読みたくて、でも勇気が出なかった。苛烈を地でいく人で、凄絶を地でいく作品だった。 「愛とは互いの血を吸って生きることだ」と繰り返すこの人物の言葉には、重みと生が感じられた。 登場人物は都度異なるけれど、ある程度特徴が偏っていて同じテーマを書き続けるあたり、かなり執着しているのだろ
https://note.com/eauuy/n/n856befe23494