【インタビュー】『VRカノジョ』×hisabilly
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【インタビュー】『VRカノジョ』×hisabilly

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bg【インタビュー】『VRカノジョ』×hisabilly
『VRカノジョ』はプレイヤーが“ただのVRエロゲー”から“面白いことができるVRゲーム”にシフトさせていた――開発者×プレイヤーが示した新たな可能性とは
通常ゲームメディアは、成人向けゲーム──俗にいうアダルトゲーム/エロゲーを取り扱うことはない。だがアダルトゲームがほかのゲームや周辺メディアに与えてきた影響は計り知れなく、本来ならばその影響と功績は、後世に残されてしかるべきではないだろうか。また近年はVRの到来により、バーチャル空間で展開されるアダルトゲームが多数登場している。その中でも代表的なもののひとつに『VRカノジョ』が挙げられるだろう。この作品は長年3Dポリゴンでアダルトゲームを作り続けているアダルトゲームメーカー・ILLUSIONの手によるもので、2018年2月で発売1周年を迎えている。『VRカノジョ』は、バーチャルな女の子と濃密なスキンシップが行えるゲームだ。従来の3Dアダルトゲームにはなかった、VRゴーグルを通じた没入感と、VRコントローラーによるリアルな触れ合いがアダルト題材という極めて個人的な体験と抜群にマッチ。プレイヤーは、近所に住む女の子“夕陽さくら”に勉強を教えるという名目で彼女の家を訪れ、彼女との距離や関係を縮めて急接近すると……というストーリーが展開される。こうした内容からもとより話題を集めていた『VRカノジョ』だったが、本作がいっそう注目を浴びるようになったのは、むしろ発売後だろう。まずはシステムメッセージによって「プレイエリア外です」と野暮なことを言われないことが話題となった。この「プレイエリア外です」とは、PlayStationVRのゲームで表示される警告のひとつで、たとえば『サマーレッスン』プレイ中であれば、女性キャラクターのスカートの中を覗こうとするなど、プレイヤーが設置されたカメラのトラッキング外に出ると表示されるもの。そのため、プレイヤーからは「警告でパンツが見えない!」という意見をよく耳にした。だがそもそも『VRカノジョ』はアダルトゲーム。そうした行為はたやすく行えたのだ。ところが興味深いのは、そういうセクシャルな部分ではない点まで──ニコニコ動画やTwitterに投稿されていた動画によって大きく話題になったことだ。それらの動画では性的な行為は行われず、ある種のコメディー的な、エロとは別の自由度という面から『VRカノジョ』は注目されていくことになったのだ。その拡散力は凄まじく、動画の面白さも相まって本作の知名度は格段に向上。動画を投稿したプレイヤーは、いつしか“世界一『VRカノジョ』を楽しんでいる男”と呼ばれるようになった。本稿は、このようにして話題となった『VRカノジョ』の発売1周年を記念し、『VRカノジョ』の成功と同作をめぐるILLUSIONの思想に迫るインタビュー記事である。話を伺ったのはプロデューサーの大鶴尚之氏、リードキャラクターアーティストの平井雄一氏、そしてプレイヤー代表として“世界一『VRカノジョ』を楽しんでいる男”ことhisabilly氏の3名だ。彼らの話から、『VRカノジョ』が成功するべくして成功した理由が明らかになった。
https://news.denfaminicogamer.jp/interview/180330
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『VRカノジョ』はプレイヤーが“ただのVRエロゲー”から“面白いことができるVRゲーム”にシフトさせていた――開発者×プレイヤーが示した新たな可能性とは
通常ゲームメディアは、成人向けゲーム──俗にいうアダルトゲーム/エロゲーを取り扱うことはない。だがアダルトゲームがほかのゲームや周辺メディアに与えてきた影響は計り知れなく、本来ならばその影響と功績は、後世に残されてしかるべきではないだろうか。また近年はVRの到来により、バーチャル空間で展開されるアダルトゲームが多数登場している。その中でも代表的なもののひとつに『VRカノジョ』が挙げられるだろう。この作品は長年3Dポリゴンでアダルトゲームを作り続けているアダルトゲームメーカー・ILLUSIONの手によるもので、2018年2月で発売1周年を迎えている。『VRカノジョ』は、バーチャルな女の子と濃密なスキンシップが行えるゲームだ。従来の3Dアダルトゲームにはなかった、VRゴーグルを通じた没入感と、VRコントローラーによるリアルな触れ合いがアダルト題材という極めて個人的な体験と抜群にマッチ。プレイヤーは、近所に住む女の子“夕陽さくら”に勉強を教えるという名目で彼女の家を訪れ、彼女との距離や関係を縮めて急接近すると……というストーリーが展開される。こうした内容からもとより話題を集めていた『VRカノジョ』だったが、本作がいっそう注目を浴びるようになったのは、むしろ発売後だろう。まずはシステムメッセージによって「プレイエリア外です」と野暮なことを言われないことが話題となった。この「プレイエリア外です」とは、PlayStationVRのゲームで表示される警告のひとつで、たとえば『サマーレッスン』プレイ中であれば、女性キャラクターのスカートの中を覗こうとするなど、プレイヤーが設置されたカメラのトラッキング外に出ると表示されるもの。そのため、プレイヤーからは「警告でパンツが見えない!」という意見をよく耳にした。だがそもそも『VRカノジョ』はアダルトゲーム。そうした行為はたやすく行えたのだ。ところが興味深いのは、そういうセクシャルな部分ではない点まで──ニコニコ動画やTwitterに投稿されていた動画によって大きく話題になったことだ。それらの動画では性的な行為は行われず、ある種のコメディー的な、エロとは別の自由度という面から『VRカノジョ』は注目されていくことになったのだ。その拡散力は凄まじく、動画の面白さも相まって本作の知名度は格段に向上。動画を投稿したプレイヤーは、いつしか“世界一『VRカノジョ』を楽しんでいる男”と呼ばれるようになった。本稿は、このようにして話題となった『VRカノジョ』の発売1周年を記念し、『VRカノジョ』の成功と同作をめぐるILLUSIONの思想に迫るインタビュー記事である。話を伺ったのはプロデューサーの大鶴尚之氏、リードキャラクターアーティストの平井雄一氏、そしてプレイヤー代表として“世界一『VRカノジョ』を楽しんでいる男”ことhisabilly氏の3名だ。彼らの話から、『VRカノジョ』が成功するべくして成功した理由が明らかになった。
https://news.denfaminicogamer.jp/interview/180330

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通常ゲームメディアは、成人向けゲーム──俗にいうアダルトゲーム/エロゲーを取り扱うことはない。だがアダルトゲームがほかのゲームや周辺メディアに与えてきた影響は計り知れなく、本来ならばその影響と功績は、後世に残されてしかるべきではないだろうか。また近年はVRの到来により、バーチャル空間で展開されるアダルトゲームが多数登場している。その中でも代表的なもののひとつに『VRカノジョ』が挙げられるだろう。この作品は長年3Dポリゴンでアダルトゲームを作り続けているアダルトゲームメーカー・ILLUSIONの手によるもので、2018年2月で発売1周年を迎えている。『VRカノジョ』は、バーチャルな女の子と濃密なスキンシップが行えるゲームだ。従来の3Dアダルトゲームにはなかった、VRゴーグルを通じた没入感と、VRコントローラーによるリアルな触れ合いがアダルト題材という極めて個人的な体験と抜群にマッチ。プレイヤーは、近所に住む女の子“夕陽さくら”に勉強を教えるという名目で彼女の家を訪れ、彼女との距離や関係を縮めて急接近すると……というストーリーが展開される。こうした内容からもとより話題を集めていた『VRカノジョ』だったが、本作がいっそう注目を浴びるようになったのは、むしろ発売後だろう。まずはシステムメッセージによって「プレイエリア外です」と野暮なことを言われないことが話題となった。この「プレイエリア外です」とは、PlayStationVRのゲームで表示される警告のひとつで、たとえば『サマーレッスン』プレイ中であれば、女性キャラクターのスカートの中を覗こうとするなど、プレイヤーが設置されたカメラのトラッキング外に出ると表示されるもの。そのため、プレイヤーからは「警告でパンツが見えない!」という意見をよく耳にした。だがそもそも『VRカノジョ』はアダルトゲーム。そうした行為はたやすく行えたのだ。ところが興味深いのは、そういうセクシャルな部分ではない点まで──ニコニコ動画やTwitterに投稿されていた動画によって大きく話題になったことだ。それらの動画では性的な行為は行われず、ある種のコメディー的な、エロとは別の自由度という面から『VRカノジョ』は注目されていくことになったのだ。その拡散力は凄まじく、動画の面白さも相まって本作の知名度は格段に向上。動画を投稿したプレイヤーは、いつしか“世界一『VRカノジョ』を楽しんでいる男”と呼ばれるようになった。本稿は、このようにして話題となった『VRカノジョ』の発売1周年を記念し、『VRカノジョ』の成功と同作をめぐるILLUSIONの思想に迫るインタビュー記事である。話を伺ったのはプロデューサーの大鶴尚之氏、リードキャラクターアーティストの平井雄一氏、そしてプレイヤー代表として“世界一『VRカノジョ』を楽しんでいる男”ことhisabilly氏の3名だ。彼らの話から、『VRカノジョ』が成功するべくして成功した理由が明らかになった。
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