《ルポ・クルドの子供たち》「ビザを取るためにプロサッカー選手になりたい」…クルド人サッカーチームの少年が語った「切実な夢」
現在、埼玉県南部の川口市や蕨市を中心に、国内には約2〜3000人のクルド人が暮らしている。「国を持たない世界最大の民族」と呼ばれる彼らは、トルコ国内での迫害などから逃れるために日本へ渡ってきた。彼らの多くは観光ビザで日本に入国し、入国管理局に難民申請を行なう。だが、申請が通ったのは過去に1件しかなく、入管施設への収容を一時的に解かれた「仮放免」の状態で暮らすクルド人も少なくない。出入国在留管理庁によると、川口市内における仮放免者の数は約700人にのぼるという。当然その状況は、クルド人の子供たちも同じだ。彼らは保険証がないため病院にも気軽に行けず、県外への移動も事前に申請がないかぎり禁止されている。日本では人道的配慮として子供たちに教育を受ける権利を与えているため、川口市内に限っても、約400名のクルド人児童が小・中学校に在籍しているが、制限された生活を余儀なくされているのが実態だ。現代ビジネス記者は、クルド人の子供たちが多く在籍するサッカーチーム「FCクルド」に密着し、彼らの知られざる本音に迫った。
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