工場のベース部分の作成です。専用線を敷いた時に残りの部分がストラクチャーが設置できる所になりますが、なかなか形がいびつです。ここにどんな情景をつくると工場っぽい雰囲気が出るか悩みました。工場建屋の中を専用線が通過でき、工場には、トラックが材料を搬入出できる道があり、近くに作業員の事務所や機械室があり、工場の周りにはパイプが貼りめぐされているというイメージで配置していきました。
イメージに合わせて仮置きしてみました。TOMIXで作った専用線は、線路の素材のままだとおもちゃ感が出てしまう為、線路脇を石膏粘土で覆い、周りの地面と馴染ませました。この後、この石膏粘土にグレイで着色し、バラストを撒き、ボンド水で固着させ、さらに線路を使い古されたように錆び色を塗装していきます。
工場の中身です。工場内も見える所なので、工場設備を入れてスカスカにならないようにしました。なんの工場にするかまではイメージしていなかったので、とりあえずドラム缶や配管類でごまかすことにしました。
工場の背面には資材コンテナリフト、また配管を通して、それらしさを演出することにしました。
同時並行で、高架の土台も作成します。高架上とベースのバランスを見ながら作成しました。高架下の見えにくい所ですが、何も無いのは寂しいので、下から覗いて、高架らしさが出るように、トラス化してみました。3Dプリンターから出したトラスを加工して接着しました。
試しに上とベースを合わせるとこんな感じです。配管類があると、より工場らしさが引き立ちます。
ストラクチャーを敷き詰めてみました。見え難いですが、螺旋階段も入れてみました。一階の工場から二階の工場に作業員が作業に行くために螺旋階段を使う設定で設置してみることにしました。
フォーリッジで草を生やしたらだんだん雰囲気が出てきました。スチロールの三角のエリアは、LED用の配線を通す穴として開けました。配線処理はこの三角の中で行います。
タンク類は、錆び表現をエアブラシでおこないました。タンクの上蓋は、円の中心から外側に向かって放射状に噴いてみたら、イメージ通りの表現ができました。タンク側面は、モールドに沿って噴くことを意識しました。
崖の表現は100均のインテリアバーグを使いました。別に崖を作る必要はないですが、以前に崖を作る表現を練習してきたため、作ってみました。
さらに草を追加してみました。フォーリッジだけだと表現が乏しいため、フリマアプリで購入した草を配置していきます。なるべく沢山の種類があれば、リアル感も増します。今回は3種類使いました。
また、今回地面表現を先に行い、そのあと建物を設置するスタイルにしました。工場の配管類を設置した後に地面表現をするのは難易度が高いためです。
工場もLEDを取り付け、下からダンボールを通して配線処理をしています。
再度仮置きしてイメージを確認します。螺旋階段を設置しようと考えたあたりから思いついたことですが、一階の工場の配管を二階の工場につなげると作品として一体感が出ると思いました。配管だけだと不自然なため、周りをトラス鉄骨で覆いました。自分で納得のいく入り組んだ感じの工場らしさが表現できました。
そしたら、各ストラクチャーの固定に入ります。配管を中心にベースにキッチリ収まるよう、各ストラクチャーの位置を決め接着します。このように、いつ、どのタイミングで、何を固定した方が、効率的に作業を進められるのかを考えるのが、かなり大変でした。逆に何も考えずに作った方が早かったかもしれませんが笑
今までは、ダンボールの上に作品を作っていたため、固定する本当のベースを作っていきます。ショーケース付きの方が見た目もかっこいいと思い、塩ビ版で作りました。(アクリル版は高くて手が出ません涙)そのため、事前に上に設置予定のダンボールは、塩ビ版を設置できるよう5ミリ程度短めにカットしておいてます。
LED用のスイッチもここで取り付けていきます。電源は乾電池でも、アダプターで直接家庭から給電でもどちらでもいけるスタイルにしています。そしてスプリッターケーブルでLEDを光らせる作戦です。
いよいよベースに固定です。
規格のレールは事前にサビ塗装を行います。(接触が悪くなるためおすすめされませんが、塗装しないと作品の一体感が出ないため塗装してあります。)
接着完了です。とてもいい感じです。今後、フェンスや、小型タンク等、小物を設置し、大事なポイントである複線の正面スペースを仕上げていきます。次は二階の作業に入ります。
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