クリエイティブコンサルタントのno problem LLCの企業タグラインです。(2016年〜2017年)
今日、多くの宣伝担当が
「施策を打ってもどうにも手応えや改善の実感を感じられない。」「そもそも何をしたらよいかわからない。」といった状態に置かれています。
理由は複雑で多岐に渡りますが、カオスの中にいるクライアントに対して掲げられる言葉が「現状打破のクリエイティブ。」
クリエイティブディレクター1人体制のno problem LLC は制作サイドとのハブとなりそのクライアントに適した戦略立案から媒体選定、あるいはコンサルティング業務を行います。
クライアントファーストをモットーとしますが、クライアントに全く迎合せず「共にクリエイティブを作る」姿勢がクライアントの現状を打破していきます。
これまでクライアントは、継続して取引をしている代理店に対し「従来のマス広告」という枠組みの中で制作を依頼するのみでしたが、いまや代理店が苦手とするデジタル領域のアプローチや運用も加味しなければならないこともあり、その結果に対して多くのクライアントが不満や不信感を募らせていると聞きます。
同時にクライアントサイドでは「自分たちでなんとかしなきゃ」と施策のコアの部分を内製化をしようとする流れも生まれてきていたりもします。
もともと、商材に対しての情報を大きく握るクライアントが、門外不出のデータと適切な知識を持って戦略から制作まで一貫して携われれば効率的で、一つの理想形かもしれません。
このようにクライアント側が自立をしていこうとしていく一方、代理店や制作サイド側も同じくカオスな状況におり、これからの戦い方を模索しているのが現状です。
なんちゃってディレクションをするクライアントのトンチンカンな戦略や、突然の戦略変更、金曜日依頼・月曜日出しの無理難題…。
決定権を持つクライアントが「共に作る」というより「作らせる」という意識を持っていることにより
現状打破どころかさらにカオスな状況を生み出していくことが往々にしてあります。
かつて電通の過労自殺問題がありましたが、あれは全く対岸の火事ではなく、むしろクライアントサイドもその片棒を担いでいることを再認識しなくてはならないと感じます。
これは宣伝以外にも取引相手がいる部門全体に言えることですね。