当時、2人目の子が1歳になったころ。夫の転勤で、静岡に住んでいた。おもちゃや絵本界隈で有名な「百町森」で、すごくクオリティの高い雑誌だなと思って眺めていた『momo』。子育てマガジンなのに、子育てのハウツーやらお勉強関係とは無縁の内容。子どもが生まれたからって、大人の自分が急に変わるわけではない。無理して子どもに合わせないで自分の好きなコトは好き、かといって子どもに無理させるのでもなく、双方一緒に楽しめたらいいね。ってなコンセプト。例えばアートやコンサートやキャンプや旅行など、無理せず無理させず、そして周りの人にも自然なかたちで、子どもと一緒に楽しめるような場所やそのためのアイテムを特集する。
ベビーカーでお散歩していたら、家の近所になんと、momoを作っている出版社があるではないか。すぐにコンタクトをとって、面談し、この号から働かせてもらえることになったのでした。