死神さんと私 | 藤花詩空 | kakuzoo (旧:ストリエ)
幼い頃から病弱で更に不幸を呼ぶとして実の親や親族からさえも忌み嫌われ施設で育った少女、夢咲花蓮は何度目かわからない入院の中で死の渕を彷徨っていた。 そうして遂に死ぬという時、彼女は夢の世界で死神と出会う。 死神なのに辛く苦しそうな表情を浮かべる彼、遼波にそっと言葉を掛けたその時彼女の運命は大きく変わる。 遼波との盟約で花蓮は生きられる事になったのだ。 そうして花蓮は失われた青春を取り戻すように生きていくが、その中で彼女は遼波についてもっと知りたいと思い、彼の心に触れて行く。 しかしそんな彼女を心配し、神に使える職種として死神を嫌う幼馴染、空城風秋が二人を離そうとし、更に遼波は死神の禁忌を犯したとして狙われる身に・・・・・・。 どうにか彼を救いたいと願う哀しい定めを持っていた少女とその少女を護りたいと強く思う哀しき定めを背負う優しい死神。これはそんな少女と死神の優しい愛の物語。
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