エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ。- ほぼ日刊イトイ新聞
かつて、この地球上に存在する文化・習俗・儀式....についての百科事典を「映像でつくってしまおう」という、宇宙みたいなスケールの試みがありました。1950年にドイツ人がはじめた、エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ、略して「ECフィルム」が、それ。バリ島の米つき、ルーマニアのパン焼き、タイの刀鍛冶、ブラジルの仮面舞踏。それらの「ようす」を、延々と淡々と撮影し、可能な限り「観察」に徹した科学映像。伏線も、オチも、どんでん返しも何もない、「静か」で「地味~」な映像に、どうしてあんなに、惹かれるのでしょうか。日本で唯一、ECのフルセットを保有する下中記念財団の下中菜穂さんを中心に、ECの歴史について、その魅力について、目玉の飛び出る「お値段」について....など、あれこれ語っていただきました。
https://www.1101.com/ec/index.html