この世は嫌なシーンばかりのスライドショーだったとしても 西澤千央 - MIMOSA MAGAZINE(ミモザマガジン)
まさか自分が、「働く子ども」を持つお母さんになるとは思わなかった。
と書くと、非常に遠回りですが、要するに大学生になった長男が生まれて初めてバイトを始めたということです。かつて大人たちが私を見るたびに「赤ちゃんだったのにね……」と言うの、マジで意味わからんなと思っていたのですが、いざ大学生になった子どもを見ると本当に「赤ちゃんだったのにね……」としか言えない。もう当たり前の事実確認しかできないくらい、子どもというのは私の動体視力をはるかに凌駕するスピードで成長していくのだと知りました。
私のライターデビューは遅く、ほぼほぼ長男が生まれた時がスタート地点でした。それまで実家の飲み屋を手伝っていたのですが、さすがに子どもができたら夜遅い仕事は無理だろうと新たに探したのがライター稼業(結果的には、昼も夜も土日も正月もないお仕事だったのですが)。
しかしコネもツテも実力もないのにようやったな...
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