[連載第3回]世界三大織物、奄美の伝統工芸品「大島紬」に迫る!〜大島紬の発展〜 - LAWRENCE - E-RIDE x LIFESTYLE + α
奄美の伝統工芸品「大島紬」の魅力をお伝えするこの連載。前回は、大島紬が献上品として織られていた苦労の時代を描きました。(前回の記事は こちら )
献上品でしかなかった大島紬が、どうやって
今の高級ブランドまで昇華していったのか。
今回は、その道のりについて触れていきます。
ついに市場へ進出!転機となった明治時代
薩摩藩の支配下にあり、黒糖とともに税として、献上
されていた大島紬ですが、明治時代に転機を迎えます。
そのきっかけとなったのが、明治10年(1988)に終結した西南戦争。
それ以後、大島紬は島民によって、鹿児島や大阪の市場に持ち出され、初めて「商品」として取引がなされたのです。
そして、明治22年(1886)には国内物産の開発・奨励を目的とした内国勧業博覧会に出品し、その品質の良さが高く評価され、ついに「大島紬」の名が全国へと知れ渡りました。
内国勧業博覧会の様子
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