私は誰かに、「ええねん」と言ってほしかったのだ|あかしゆか
たまに、「自分のことを全肯定してくれる人がいればなあ」と思うときがある。 自分の弱さや、ずるさや、情けなさまで、まるっと全部受け入れてくれる人がいれば──。そんな、弱くて、ずるくて、情けないことを、ふと考えてしまったりするのである。 でもそんなとき、同時に頭に浮かび上がってくるのは、「人間関係には全肯定だけで成り立つものなど存在しない」という考えだ。 ただただ優しくすべてを受け止める、なんてことは、誰かとていねいな関係を築けば築くほどに難しい(と、私は思う)。考えの違いを臆することなくぶつけられる関係に憧れる私は、すべてをまるっと受け入れられることを、望んでいるようで、本当のとこ
https://note.com/akyska/n/nfbc7c723a6aa