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長島有里枝インタビュー「写真家になりたいと思ったことはありません」

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bg長島有里枝インタビュー「写真家になりたいと思ったことはありません」
「誰もやらないから、自分でやるしかない」 写真家・長島有里枝が言葉で語り続ける理由
「女の子写真」の名のもとに、1990年代の日本で巻き起こった写真のムーヴメントがあった。セルフポートレートや友人、風景といった日常を、そのまま直感的にプライベートな距離感で撮りはじめた女の子たち。簡単に使えるコンパクトカメラの登場を追い風に、カメラの技術や知識がなくても成立する「女の子写真」はブームとなり人気を集めた ──大筋において多くのメディアがこのような論調に終始していた「女の子写真」とは、一体何だったのか。当時の言説を紐解いていくと、「女の子写真」のロジックには、多くの矛盾と偏見、性差別やミソジニー (女性嫌悪) が潜んでいることに気づかされる。「当時からおかしいと感じていたので、時代のせいにはできないと思います。いつかまともな論客がきちんとした反論を書いてくれると思っていましたが、そういう人は現れないまま、現在の定義が定着してしまった。ならば自分で反論するしかないと思って、大学で学ぶことにしました」と語る長島有里枝は、その「女の子写真」の渦中にいた当事者のひとりである。
https://fashionpost.jp/portraits/180108
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